終活コラム "介護保険外サービスを知り快適な老後を送ろう!"

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介護保険外サービスとは?

介護保険外サービスを知り快適な老後を送ろう!01

高齢者向けの福祉サービスといえば、介護保険サービスです。1人では暮らすことが難しい高齢者に介護認定を受けてもらい、介護度に応じたサービスを提供します。

ところが、介護保険サービスは対象者やサービス内容が限られているため、福祉サービスを必要とする高齢者の全てのニーズに対応することができません。

そこで、注目したいのが「介護保険外サービス」です。この記事では、介護保険外サービスの概要とその種類についてお伝えします。

介護保険外サービスとは?

介護保険サービスは、介護認定を受けた人を対象にしたサービスです。介護度に応じて使えるサービスの量や種類が変わります。例えば、電動ベッドのレンタルは、要介護2以上の人でなければ介護保険と利用して借りることができません。

要介護度の違いと使えるサービスの詳細はこちら

ところが、要支援の人や要介護1の人でも、足腰が弱かったり、痛みがあるなどの理由で、電動ベッドを必要なことがあります。このような場合に活躍するのが、「介護保険外サービス」です。

介護保険外サービスでは、介護保険ではカバーしきれない高齢者のニーズに対応することができます。電動ベッドの例では、介護保険ではレンタルができないものの、レンタルそのものができないわけではありません。介護保険外サービスとして、レンタル費用を全て負担すればベッドを借りることができます。

また、老々介護では家事がうまく行えないなどの問題が起こることもあるでしょう。特に、料理や家全体の掃除がままならず、介護者に負担が重くのしかかってしまうこともあります。そのような場合に介護保険外サービスを使えば、介護者の負担を減らすことも可能となるのです。

介護保険外サービスの種類は実に豊富

介護保険外サービスは、多くの高齢者のニーズに答えるため、たくさんの種類があります。これらを上手に組み合わせ、介護保険と一緒に使うことで、より快適な老後を送ることができるでしょう。数ある介護保険外サービスの中でも、主な一部を紹介します。

・家事代行サービス

介護保険サービスでは適用されない同居者の食事の準備や大掃除、庭の手入れなど家事全般を行うサービスです。介護サービス事業者だけでなく、家政婦派遣事業を行っている会社が高齢者向けにも事業を拡大するケースも見られます。

・配食サービス

高齢者向けの弁当を配達するサービスです。栄養バランスの取れた食事を配達し、高齢者の健康を維持するだけでなく、安否確認としての役割もあります。糖尿病食や減塩食など病状に合わせた食事や、軟らかい介護食を取り扱っているところも増えてきました。

・外出支援サービス

1人では外出が難しかったり、不安に感じている高齢者の外出を支援するサービスです。介護タクシーもその一つで、車いすのままタクシーに乗り、病院や買い物などに出かけることができます。

・訪問理美容サービス

外出が難しい高齢者の自宅や施設を訪問し、散髪などを行うサービスです。髪を染めたりパーマをかけることができる場合も多く、メイクをやってくれる事業者もあります。

・見守りサービス

1人暮らしの高齢者を訪問するなどして、安否確認などを行うサービスです。郵便局員などが定期的に訪問して確認するものや、センサーやカメラを使用してリアルタイムで様子が観察できるものなど、さまざまな方法があります。

地方自治体の独自事業としての公的サービスもある

介護保険外サービスは全額自己負担であるため、民間のサービスしか受けられないと思いがちです。ところが、各地方自治体では独自事業として介護保険外のサービスを取り扱っていることもあります。

要介護認定では非該当になったものの、食事を作ることがままならない人や、足腰が弱りゴミ出しが難しい人など、生活に支障をきたしている困りごとに対応するサービスが多いでしょう。

また、閉じこもり予防のための地域サロンへの参加や、ボランティア活動など、地域の人との交流を盛んに行えるような支援も行っています。詳しくはお住いの自治体へ相談し、どのようなサービスが行われているか確認すると良いでしょう。

☆まとめ☆

介護保険で受けられるサービスは、国や地方自治体が行うため、必要最低限のサービスとなっています。介護保険サービスだけを利用しても、充実した生活を送ることができる人もいます。

しかし、介護認定が非該当もしくは介護度が低い人にとっては、使いたいサービスが使えないといったデメリットもあるでしょう。

そんな時には、今回紹介した介護保険外サービスの利用を検討してみてください。費用は全額自己負担になるものの、日々の生活をより豊かにしてくれることでしょう。

高齢者向けのサービスには、介護保険サービスと介護保険外サービスの2つがあることを元気なうちに知っておき、いざという時に備えておきましょう。

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