終活の取り組み方
終活とは、残された時間をよりよく生きるための取り組み

終活が活況です。
自分たちの”終わり”を考えることですが、葬儀や死後のことを考えるとなると、ついつい暗いイメージになりがちです。
けれど終活とは、死や供養を考えることだけではありません。たとえば、しばらく会っていなかった人たちと連絡を取り合う、会いに行く。
自分の人生を振り返って記録として残しておきたいと、自分史を自費出版する。
これらも充分立派な終活です。死は、わたしたちを不安にさせます。
- 「この先自分たちがどういう過程を経て死を迎えるのだろうか」
- 「亡くなったあとに遺されたものがきちんとやっていけるだろうか」
こうした「未知」に対しての不安を、1つ1つ取り除いてくれるのが、終活なのです。
不安が消えると、安心して毎日を過ごすことができますよね。
終活は、遺された時間をよりよく生きるための取り組みです。
その根底には、ポジティブなものが流れているものだと思います。
終活は、ひとりでしない。親子でしよう!
亡くなった自分自身の葬儀を出すことはできません。
亡くなった自分自身のお墓を建てることもできません。
人間の営みとして、亡くなった人の後始末は遺されたものがする。とても当たり前のことですが、でも、これが真理です。
「子どもに迷惑をかけたくない」という想いから自身で葬儀を計画する人がいます。
参考コラム
もちろんそれ自体は悪いことではありません。しかし、いざ息を引き取る時、息を引き取ったあとは、子どもの手を借りなければならないのですね。
ですから、可能な限り、終活はその後の後始末をお願いできる人、自分の遺志を実行できる人と一緒に考えましょう。
一番の理想は親子で終活することです。まさに命をつないでくれる存在だからです。
それが叶わないとしても、知人や友人など、あとを任せられる人と取り組むのが理想です。
一緒に考えることで、自分の考えを再確認できたり、人に話すだけでも不安が1つ取り除かれることで、気が楽になったりするものです。
終活カウンセラーという存在
終活カウンセラーをご存じですか?
終活にまつわるさまざまな知識を持ち合わせたカウンセラーのことです。
死後のことの相談は、プライベートなことだけに、だれかれにできるものではありません。
士業や葬儀社の人たちの中には、終活カウンセラーの資格を取得している人たちが数多くいます。
葬儀や墓のことだけでなく、健康、介護、相続、生前整理など、さまざまな知識を持っているので、総合的なアドバイスをしてもらえるはずです。
相談できる相手がいない場合は、こうした人たちの力を借りるのもいいかもしれません。
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