千葉県の概況

千葉県は5,157平方キロメートルの面積を持つ、農業産出額全国第4位と農業が盛んな県です。しかし、海も近いため海面漁業漁獲量も全国第7位で、まさに食を支える県といえます。千葉という県名は、明治6年6月15日に千葉郡千葉町に県庁が置かれたことに由来しています。これを記念とし、後の1984年6月15日を県民の日と制定しました。また、千葉という地名は「実り豊かな豊穣の地」から名付けられたとされています。

千葉県の地理

千葉県は周囲を海に囲まれており、冬暖かく夏は涼しい土地です。特に南房総沿岸は、沖合を流れる暖流の影響から霜が降りない場所もあります。また、千葉県の地形は起伏が少なく、全国的に見ても低平な地といわれています。ただし南部には房総丘陵が広がっており、2～300mの山々が続いていますが、標高が低いのが特徴です。さらに、千葉県内には多くの湧水地があり、名水が多い場所としても知られています。

千葉県の名所・旧跡

千葉県には成田国際空港があるため、海外からの観光客も多いです。そのため、様々な観光スポットが多くあります。浦安市のディズニーリゾートや大型ショッピングセンター、仏教寺院の成田山新勝寺、国際的なイベントも行える幕張メッセなど多種多様です。また、全長約60㎞続く九十九里浜は、日本の白砂青松100選、日本の渚百選、日本三大砂丘、房総の魅力500選などに選定され、豊かな自然を感じられます。

千葉県の歴史

房総三国と呼ばれる上総国・下総国・安房国の3つの国が合わさり、千葉県の主たる地域となったとされています。千葉にゆかりのある人物として大変有名なのが伊能忠敬です。現九十九里町出身で、後に伊能家10代目当主となります。その後家督を譲り江戸に出て、55～71歳の間10回日本国中を測量し、初めて日本地図を完成させました。出来上がった地図は大変精度が高く、ヨーロッパにおいて高く評価されました。