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人生をよりよいものにするための準備をはじめましょう!

終活の持つ意味とは?

皆さんは、自分の人生の最期について考えたことはありますか? 「まだまだ元気だから死後のことは考えたくはない」という人も多いかもしれません。しかし近年では、いろいろな事情によって老後に不安を抱える人が増加しました。そこで登場したのが「終活」です。ここでは、終活が広まりを見せている背景や、終活の準備や取り組み方についてご紹介します。

なぜ事前に終活の準備・相談が必要なのか?

昨今では「終活」という言葉が広まりエンディングプランへの意識が高まってきました。健康のまま、最後を迎えられればいいのですが、もしもの時、意思表示ができない障害や病気になったり、認知症の症状が出たり、または事故など突然起きてからでは何もできません。ですので、元気な今が「準備」の時だと思います。残された大切な人達のためにもご自身の今からを楽しく過ごすためにも計画を立てましょう。

終活の準備。少子高齢化により注目されている

終活とは、死後・老後に備えてさまざまな準備をしておくことです。遺言状の作成のように昔から行われてきたものもありますが、終活の内容はそれだけにとどまりません。自分のお墓や葬儀の手配、財産の整理などを含めた「人生の終わりへの準備」全般を終活と呼ぶのです。

終活がこれほどの広がりを見せた背景には、少子高齢化の進行があります。高度経済成長期は大幅に増加していた日本の人口も、2010年をピークとして減少に転じました。1組の夫婦が設ける子供の数が減り続けており、高齢の両親を支える子供の負担が増加しているのです。自分の死後のことを子供に任せきりにするのも難しくなりました。

また、価値観の多様化によって「自分の人生の最後は自分で決めたい」と考える人が増加したことも影響しているでしょう。特定の宗教にとらわれない葬儀や、先祖代々のお墓に入らない選択肢も珍しくなくなっています。これらの希望を叶えるためにも、生前に準備を行わなければならないわけです。

終活は、今後もさらに広がりを見せると予測されています。企業や自治体も終活に注目しており、遺品整理を専門とする業者や、永代供養前提の霊園、高齢者の終活相談なども登場しました。少子高齢化社会を生きていくからには、自分のためにも子孫のためにも、終活に積極的に取り組む必要があるのです。

終活は、家族の負担を減らし老後を豊かにする

終活を行うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。自分自身のことと家族のこと、2つの視点から見ていきましょう。

死後の家族の負担を減らせる
自分の死後、家族は葬儀や埋葬の手配で忙しく動き回ることになりますが、そのあとに待ち受けているのが遺品整理です。故人の持ち物をいつまでも保管しておくわけにはいきませんから、必要なものと不要なものとを分け、ある程度処分しなければなりません。

家1軒分の持ち物を整理しなければならないこともあり、その負担は大変大きなものです。さらに、遺産相続や葬儀・埋葬の方法をめぐって、家族が争うことも珍しくありません。これでは、故人も安心して眠れないでしょう。このような事態を回避するためにも、あらかじめ持ち物を整理し、死後のことについて家族と話しておく必要があるのです。

豊かな老後をすごせる

終活を行うと、自分の死後への不安が小さくなり、死に対して前向きになれます。

持ち物の整理の最中などは、それまでの人生を振り返って「いろいろなことがあったなあ」と感慨を深めることもできるでしょう。

豊かで穏やかな老後をすごすためにも、終活は有効なのです。

 
 
自分らしい最期を迎えられる

かつては、葬儀やお墓のことは家族に任せるのが一般的でした。これでは、主役であるはずの自分が一切関与できませんよね。葬儀やお墓も自分の人生の一部なのですから、自分の望み通りの形にしたいという人も多いでしょう。これらの希望をあらかじめ家族に伝えておけば、自分らしい最期を迎えることができます。

終活では、持ち物の整理やお墓の手配を行う

終活で行うべきことはたくさんあります。以下の内容を参考に、自分が何をすべきかを考えてみてください。

生前整理を行う

すぐにでも取り掛かれるのは、持ち物の整理です。いわゆる「断捨離」を行うと考えてもいいでしょう。遺品整理を自分が生きているうちに行うことから、「生前整理」とも呼ばれます。一度に家中のものを整理するのは大変なので、普段から少しずつ進めましょう。預金を1つの通帳にまとめたり、不要な保険を解約したりするのもおすすめです。

関連コラム:終活の断捨離

お墓や葬儀の準備をする

お墓や葬儀にはお金がかかりますから、十分に情報を集めておく必要があります。パンフレットを取り寄せたり、墓地の見学ツアーに参加したりして、理想のお墓や葬儀を探しましょう。生前に購入・契約しておけば、家族が迷うこともなくなります。

遺言書エンディングノートを作る

自分の死後についていろいろ考えていても、家族に伝えられなければ意味がありません。直接伝えておいてもいいのですが、法的拘束力を持たせたければ遺言書を作成するのがおすすめです。一定の形式を守って作成する必要があるので、専門家に作成を依頼してください。また、遺言書と性質が似ているものの、法的拘束力がないものをエンディングノートと呼びます。家族に伝えておきたい内容を、気が付いた時に書き留めておくといいでしょう。

記載すべき内容としては、預金通帳などの保管場所、お墓や葬儀の希望、延命治療の可否、訃報を伝えてほしい友人の連絡先などがあります。

 

終活は家族と協力し、元気なうちに始めよう

終活は、迂闊に行うとかえって家族を混乱させ、自分自身をも苦しめてしまう場合があります。終活に失敗しないよう、以下の点に注意してください。

家族に意思を伝える

家族に何も知らせないまま終活を進めると、思わぬトラブルを生むことがあります。死後にエンディングノートを見た家族が「こんなこと、一言も聞かされていない!」と驚くケースが実際に発生しているのです。家族がいるなら、必ず終活の意思を伝えましょう。生前整理も、家族の協力を得て進めるのがおすすめです。

元気なうちに始める

生前整理には、ある程度の時間と体力が必要ですから、体が衰えると実行が難しくなります。認知症になれば、遺言状を作成することもできません。「まだ元気だから大丈夫」ではなく、まだ元気なうちに始めるのが正しいのです。

【終活1:始める4つのタイミングと心構え】

終活はどうやって始める? タイミングと心構えを紹介

少子高齢化の進む日本では、多くの人が終活に取り組んでいます。正しく終活を行えば、穏やかで充実した老後をすごすことができるでしょう。しかし、終活を始めるタイミングをつかめないまま、時間だけが経過してしまうケースも少なくありません。ここでは終活を始める時期や、始める際の心構えについて解説します。

終活は、早く始めるに越したことはありません。40代から終活に取り込んでいる人もいるのです。とはいえ、何かきっかけがないと始めにくいのも確かですよね。終活を始めるのに適した時期を見ていきましょう。

終活開始のタイミング1:定年退職した時

定年退職した時期は、終活を始める最高のタイミングです。時間の余裕ができるのはもちろん、家族からも「これからどうするの?」と聞かれるでしょう。仕事をする必要がなくなったからといって、毎日ゴロゴロしているわけにもいきませんよね。終活は、そんな会いた時間を活用するのに最適です。

私室をひっくり返してみれば、長年貯め込んだ趣味の品や仕事の資料などがたくさん出てくるでしょう。少しずつ生前整理を進め、家族ともお墓や葬儀について相談してください。墓地見学ツアーなどに参加するのもおすすめです。

 

終活開始のタイミング2:病気になった時

突然具合が悪くなり、生死の境をさまよった経験のある人は、死を強く意識するでしょう。もしあのまま死んでしまったら、家族はどうしただろうか? お墓や葬儀の手配は? 遺産相続は無事すむだろうか? こう考えると、すぐにでも終活に取り掛かりたくなるはずです。

そこで、大きな病気をしたあとは、「いい機会だから」と家族に終活を宣言しましょう。弱気になったのではなく、真剣に死と向き合いたいのだという気持ちを伝えることが大切です。家族も喜んで協力してくれるでしょう。

ただし、病気を契機とした終活で、1つだけ注意しなければならないことがあります。それは、余命宣告を受けた場合の対応です。余命はあくまでも目安にすぎず、予測を超えて生存するケースは珍しくありません。悲観的になって財産をすべて処分するなど、極端な行動は避けるようにしましょう。

終活開始のタイミング3:老いを感じた時

昔は軽く持てたはずのものが持てなくなった。いつもの散歩コースを歩いていただけなのに息が上がった。これらは老いのサインです。「すっかり年を取ってしまったなあ」と悲観的になるかもしれませんが、ここは前向きに「そろそろ終活を始めろということだな」と考えましょう。

また、70歳前後になると、両親を心配した子供から同居を提案されるかもしれません。これは非常にいい機会なので、同居が決まったら生前整理を始めてみましょう。2つの家庭を合体させるからには、不要なものが必ず出てきますからね。同居後は、子供や孫とお墓や葬儀の相談をするのもいいでしょう。

終活開始のタイミング4:大切な人を亡くした時

日本人の平均寿命を考慮すると、多くの人は50代~60代で親の死を経験することになります。70代以上になると、配偶者に先立たれてしまうケースも増えてくるでしょう。大切な人の死は、命の重みを教えてくれると同時に、自分自身の死と向き合ういい機会でもあります。「自分もいつかは。」と思ったら、すぐに終活に取り掛かってください。

また、親や配偶者の死を経験すると、葬儀や遺品整理に関する知識を学ぶことができます。これを自身の終活に活かさない手はありません。特に苦労した点があれば、そこに重点を置いて終活に取り組みましょう。もし親や配偶者が終活を行っていたなら、その結果どれだけ負担を減らせたのかもチェックしてください。

なお、配偶者を亡くした結果1人暮らしになってしまった人は、早急に終活を進める必要があります。唯一の同居者がいなくなった以上、終活どころか日常生活の負担が大きくなるからです。離れて暮らす子供や親族にも、はっきりと終活を宣言してください。向こうも状況は理解していますから、積極的に協力してくれるでしょう。

終活を始める前は、落ち着いて心構えをする!

「よし、今日から終活を始めよう!」と決意した人は、そこで一旦立ち止まってください。何も考えずに終活を始めると、途中でどうしていいのかわからなくなり、挫折してしまう可能性もあるのです。終活を効率よく進めてやり遂げるためにも、以下のような心構えをしておきましょう 。

1課題を把握する

終活では、何をしていいかわからなくなることが珍しくありません。これはすなわち、自分の課題がわかっていないことを表しています。生前整理・お墓・葬儀・遺産相続といった項目の中で、自分が何に不安を感じているのかを冷静に考えてみましょう。終活は老後の不安をなくすために行うのですから、最大の不安の解決に最大の力を注ぐべきです。たとえば、遺産相続で親族と揉めた経験がある人は、自分の子供たちが同じ轍を踏まないようにしておきたいでしょう。家に手つかずの蔵や納屋がいくつもあるなら、遺品整理にどれほどの時間がかかるかわかりません。自分の心情と客観的な情報から、最優先に取り組むべき課題を見つけ出してください。

2課題の解決方法を知る

課題が見つかっても、その解決方法がわからなければ終活は始められません。遺産相続のトラブルを避けたくても、「どのような遺産分割なら認められるのか?」「最も効果的な遺言書の書き方は何か?」といったことを理解していなければ、遺言書の作りようがありませんからね。効果的な解決方法を考えてから、終活を実行に移しましょう。

3終活はみんなで進めるものと考える

終活に取り組んでいる人は「自分自身のことなのだから、自力でやらなければ」という考えに陥りがちです。しかし、終活は自分自身のためだけではなく、家族の負担を減らすために行うもの。つまり、みんなで協力して進めるのが正解なのです。終活を始めることは家族に伝え、必要に応じて力を借りるようにしてください。

4やれることからやる

いくら考えても、自分が取り組むべき課題が見つからない。そんな時は私室の整理など、簡単にできることから手を付けてみましょう。そのうち、「そういえば、あそこに持っていた土地はどうしようかな」「銀行口座がいくつもあるから統一すべきかな」といった具合に課題が見えてくるはずです。軌道修正を繰り返しながら終活を進めていきましょう。

【終活2:年代別終活の備え】

30代の終活

おそらく、「30代で終活を始めるなんて早すぎるよ」と感じる人が大半だと思われます。しかし、人生というのはいつ何があるかわかりません。万が一の時のために早い時期から準備をしておくのは、決して無駄ではないのです。また、ほんの少しずつでも終活を進めておくことで、高齢になってからの負担を減らすこともできます。

とはいえ、流石に30代からお墓や納骨堂を契約するのはおすすめできません。遠くに引越すことになったり、もっといいお墓が見つかったりする可能性も十分あるからです。子供の学費など、まだまだお金を使う機会も多いですから、大きな費用の発生する終活は避けましょう。

30代の終活で必要なのは、具体的な行動よりも生活の心構えです。以下の点に気をつけて30代の時間をすごしてください。

・終活について学ぶ
あらかじめ終活についての知識を深めておくだけでも、将来終活に取り組みやすくなります。終活の方法や最新の終活事情を学んでおくといいでしょう。

40代の終活

40代は、人生で最も充実している期間といっても過言ではありません。子供は成長し、仕事でも部下を持つ立場になり、やるべきことはどんどん増えているでしょう。終活をしている余裕などなく、そもそも人生の最期について考えたくもない人が多いと思われます。

しかし、40代では大切なことを意識しなければなりません。それは親の終活です。自分が40歳になった時、親はおそらく60歳を越えているでしょう。すでに仕事を定年退職し、楽隠居をしている場合も多いはずです。定年後の再雇用も当たり前になっていますが、これは寿命とはまた別の問題ですからね。

そのため、この年代では親の終活を中心に考えるといいでしょう。もちろん、自分自身の終活も少しずつ進めなければなりません。ポイントは以下の通りです。

・終活について話をする
終活という言葉が広く認知されてからも、実際に終活に取り掛かっている人はまだまだ少ないのが現状です。60代は終活を始めるのに最適な時期ですが、「もうちょっと遅くてもいいだろう」と考えてしまう人もいるかもしれません。少し勇気を出して、親と終活について話してみましょう。取り掛かるのが早いほど、負担は小さくなります。

・引越しやリフォームを行う
生前整理というと、どうしても「家にあるものを整理する」と考えがちです。しかし、家自体の扱いも忘れてはいけません。日本では、空き家の増加が社会問題になっています。両親が他界したあと、無人の実家の後始末に困り、何年も放置してしまうケースが多いのです。治安の悪化にも結びつきかねないので、家族が責任を持って対処しなければなりません。

そこで、親に実家のリフォームや引越しを提案してみましょう。二世帯住宅にするのはもちろん、実家を引き払ってマンションに移り住むなど、方法はいろいろあります。この時期は子供が成長して私室が必要になるため、引越しやリフォームにも最適なのです。家族全員が幸せになれる家を作りましょう。

50代の終活

50代に入ると、会社で重要な役職につくことが多くなります。責任が増して仕事が忙しくなる人もいれば、最前線の現場の仕事から解放され、ある程度余裕ができるケースもあるかもしれません。後者の場合は、少し早めに生前整理やお墓探しに取り掛かってもいいでしょう。

また、自分が50代なら両親は75歳~85歳ほど。いよいよ本格的に、両親との別れを考える必要が出てきます。その一方で、子供が自立して子育てから解放され、自分の時間が作りやすくなるでしょう。これらの点を念頭において、以下のような行動を取ってください。

・老いたことを認める
終活の目的の1つが、死に対して前向きになり、豊かで穏やかな老後をすごすことです。50代にもなれば、子供が結婚して孫が生まれ「自分も年を取ったなあ」としみじみ感じる人も多いでしょう。老いは誰にでも訪れるものであり、まったく恥ずかしくありません。自分が老いたことを認めれば、人生の後半戦も楽しくすごせるでしょう。

・夫婦の時間を作る
子育てに忙しい間は、なかなか夫婦の時間も持てないものです。子供が独り立ちすれば、20年~30年ぶりに夫婦2人だけの時間が生まれます。いい機会ですから、2人きりで積もる話をしたり、終活についてまじめに話し合ったりしてください。子供がいなくなったことで気まずくなってしまうケースも多いので、積極的に話しかけましょう。

・子供部屋を片付ける
子供が独立すれば、当然子供部屋は必要なくなります。昔使っていた教科書や趣味の品物なども、処分しなければならないでしょう。「いつか使うかもしれないから」といって保管していても、大抵はそのまま埃をかぶることになります。子供が帰省した時などにしっかりと片付けてもらい、生前整理の負担を減らしてください。

・両親の最期から終活の知識を学ぶ
両親の最期を看取るのは悲しいものですが、終活の知識を身につけるいい機会でもあります。終活という概念自体は知っていても、親の遺品整理をやってみて初めて「こんなに大変なのか!」と驚くことは少なくありません。お墓探しや葬儀の手配、遺産相続などで苦労したなら、自分の子供にも同じ思いをさせないよう終活に励みましょう。

・預貯金の整理をする
子供がまだ学生のうちは、学費の工面などで多くの人が必死になるはずです。用途別にいくつも通帳を作ったものの、管理が煩雑になってしまう場合もあるでしょう。子供が独り立ちしたタイミングを見計らって、「全体でいくら貯金があるのか」「老後の生活は大丈夫か」といったことを真剣に考えてください。

60代の終活

60代になると、いよいよ終活も本番に突入します。多くの人が定年退職を迎えて時間の余裕ができ、終活に取り組みやすくなるからです。やるべきことはたくさんあるので、以下の内容を参考に少しずつ行ってください。

・終活開始宣言をする
終活は、家族にも相談して進めることが大切です。そこで、本格的に終活を開始する際には、家族の前で「終活開始宣言」を行いましょう。それまで何となく終活について話したことがあっても、家族は「まだ早いよね」と思っているかもしれません。まじめに終活に取り組みたい気持ちを伝えれば、家族も協力してくれるでしょう。

・生前整理を始める
生前整理は、普段の掃除の延長としても行いやすいので、最初に取り掛かるといいでしょう。ポイントは、ある程度思い切って捨てること。1年以上も出番がなかった持ち物は、どんどん処分して構いません。趣味の品や美術品などは、親戚や友人に譲るのもいいでしょう。

・お墓を探す
お墓探しは人によって対応が分かれます。先祖代々のお墓に入るつもりであれば、特に焦る必要はありません。しかし、新しいお墓を探さなければならない時は、ある程度時間をかけて吟味すべきでしょう。墓地の見学ツアーもよく行われているので、夫婦や家族で参加してみてください。旅行気分で楽しくお墓を探せるのがメリットです。

また、お墓の継承に不安がある場合は、納骨堂や樹木葬の利用を検討してみましょう。どちらも永代供養が基本なので継承の必要がなく、維持管理も運営会社が行ってくれます。受け継いできたお墓の墓じまいも含めて、家族や親族と相談してみてください。

・葬儀の形態を考える
故人の希望により、身内だけで静かに葬儀を行うことはよくありますよね。これに限らず、自分の要望を葬儀に反映させることは、現在では一般的になっています。自分の葬儀をどのように行ってほしいか、じっくり考えてみてください。

なお、特に葬儀の希望がない場合でも、予算や喪主に関する相談くらいはしておいた方がいいでしょう。自分の死後、喪主の担当や予算の規模をめぐって、親族が争うことは珍しくないからです。生前に希望を伝えておけば、これらのトラブルを回避することができます。

・エンディングノートを作る
生前整理と同じく、すぐに取り掛かりたいのがエンディングノートの作成です。自分の死後の指示や要望を書き留めておけば、家族が困ることもありません。主に以下の内容を記載しましょう。

  • お墓や葬儀の希望
  • 貴重品の保管場所
  • 遺産相続に関すること
  • 葬儀に呼んでほしい知り合いの連絡先
  • 延命治療、臓器移植、献体などの可否
  • 家族へのメッセージ
  • その他、終活で決定したこと

なお、エンディングノートはあくまでも個人的なメモなので、法的な拘束力はありません。遺言に法的な効力を持たせたい場合は、遺言書を作成する必要があります。

70代の終活

70代は、終活開始のリミットともいえる時期です。最低でもこの時期に終活を始めなければ、体が衰えて作業が難しくなるか、先に寿命を迎えてしまいかねません。事情があって先延ばしにしていた人でも、「いい加減始めよう」と決意を新たにしましょう。

終活の内容自体は60代の延長線上で構いませんが、人生の残り時間も少なくなっていますから、より具体性が求められます。情報だけ集めて曖昧にしていたことにも、決定を下さなければなりません。以下の点に目を向けてみましょう。

・配偶者の他界は終活の契機
70代に入ると、長年連れ添った配偶者に先立たれる可能性が出てきます。夫婦2人だけで暮らしていたのであれば、ついに1人暮らしになってしまうわけです。その後の生活に不都合が生じる可能性は高いので、すぐに終活に取り掛かりましょう。子供や親族から同居や支援の提案があれば、真剣に検討することをおすすめします。

・自家用車を処分する
高齢になると判断能力が低下し、どうしても車の運転が苦手になってしまいます。高齢者の交通事故も社会問題となっており、免許の返納が推奨されているのです。可能であれば免許を返納し、自家用車も売却するなどして処分しましょう。どうしても運転しなければならない場合は、小型車や自動ブレーキシステム付きの車を選択してください。

・やり残したことをやる
体力や体調の問題を考慮すると、長期旅行などを自由に行えるのは70代が限界です。80代でもまだまだ元気な人はいますが、早い人は70歳を迎える前に寝たきりになってしまうこともあるのです。やり残した長年の夢などがあれば、この年代のうちにやっておくべきでしょう。人生に悔いが残らないようにすれば、落ち着いて老後をすごせます。

・体調管理に気を配る
60代までは大丈夫だったという人でも、70代になると急激に体が衰えることはよくあります。いくら計画的に終活を行っても、体調を崩してしまえば豊かな老後を送ることはできません。食事や運動などの体調管理に気を配り、体に不都合を覚えたらすぐに病院へ行くようにしてください。

80代の終活

2017年の日本人の平均寿命は、女性が87.26歳、男性が81.09歳でした(厚生労働省発表)。どんな人でも、80歳を越えた辺りからは人生の最期を意識しなければならないということです。いくら元気であっても、以前に比べれば体は衰え、病院に通っていない人の方が少ないくらいでしょう。

現実的に考えれば、80代になってから終活を始めるのは遅いといえます。可能な限り70代までに終活を開始するべきですし、まだ始めていないのであれば急いで手をつけるべきでしょう。ここに至るまでお墓や葬儀の話を何もしていない場合、家族の方がむしろ心配するかもしれません。終活という言葉は、若い時代にも浸透しているからです。

1人暮らしで相談できる身内がいない場合は、友人でも介護福祉士の方でも構わないので、誰かに終活の相談をしてください。自治体によっては、専用の相談窓口を設けている場合もあります。迅速かつ具体的な行動が求められるので、遠慮なく周囲の力を借りましょう。

また、この時期に注意しなければならないのが認知症です。認知症になって判断能力が低下すれば、終活のみならず日常生活にも大きな支障をきたすでしょう。最大の問題は、遺言が効力を発揮しなくなる可能性があること。判断能力が低下した人には遺言能力が認められないため、事実上遺言を残せなくなるのです。

そこで、80代の人が遺言状を残す場合は、正常な判断能力がある証拠もセットにしてください。病院に行けば、簡単なテストで判断能力の有無を確認することができます。自分が認知症になった時の対応を、家族に伝えておくのもいいでしょう。認知症の患者数は年々増加しているので、「自分は大丈夫」と考えず、早めに行動を取ってください。

 

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【終活4:終活には6つの課題があります。】

「医療」「葬儀」「お墓」「相続」「介護」「認知症」です。人によって状況は様々だと思いますので、すべて取り組む必要はないと思います。あなたが置かれた状況からみて将来、特に不安や心配に思うことを終活で取り組むべきです。その課題に対して自分の考えをまとめて、大切な方に伝え理解してもらえれば、将来が安心です。ご自身の課題が何かを見つけることが「終活」の第一歩です!

医療についての意思表示は特に重要

医療については緊急を要することが多かったり予期せず突然起こることがあるため、しっかりとご自身の考えをエンディングノートなどに記載しておく必要があると思います。医療に対する、あなたの考えが曖昧だと終末期医療で無用な延命治療を余儀なくされたり問題がおおくおこるため、まずは、6つの課題に取り組むにあたり「医療」についてはしっかりと考えをまとめて、大切な人に伝え文書に記載していきましょう!

健康状態を記録しておく

突如、入院や介護が必要になるケースは少なくありません。そんな時でも医療機関で適切な治療が受けれるように、持病やアレルギーの有無を記載しましょう。
○服用している薬:緊急時に適切な処置を受けるためにふだん、飲んでいる薬やかかりつけの病院名、注意事項などを書き留めておく、もしくは「おくすりの手帳」のコピーを貼っておくのも良いでしょう。
○かかりつけの病院:総合、大学病院などを利用している場合には、いつも診察を受けている科目や担当医師の名前などを書き留めておけば、緊急搬送された際に詳細を問い合わせることができ、病状の把握に役に立ちます。
保険証を保管している場所や個人的に保険に加入している場合には、その連絡先など家族などに伝えておけると良いでしょう。また、こちらも診察券などをまとめてコピーして貼っても良いと思います。

告知と余命宣言についての希望

病気などで回復困難な状態になった時に医師から告知と余命宣言をうけるかどうかの希望です。

余命宣言後の過ごし方

余命わずかとなった時にどのようにどこで過ごしたいかの希望です。自宅、病院など選択肢があります。「励ましてほしい」「食べたいものは食べたい」など理由と共に書いておきましょう!

延命治療・臓器提供などの希望

重病で回復の見込みがなくなったときに、延命治療や臓器提供を希望するかです。臓器提供は家族の同意が必要ですが最近の法改正で本人が希望していたかわからない場合でも、家族の同意があれば臓器提供できるようになりました。

理想の葬儀ってなんでしょう?

家族の負担を減らすためにも葬式・埋葬については、あらかじめ自分で考えておくことが大切です。
葬儀について考えるにあたり大まかな流れと内容を知っておくことは重要です。人の多くは病院のベットで臨終を迎えることとなります。病院の安置室は一時的に遺体を安置するにすぎないので速やかに遺体を搬送するように求められます。次に葬儀が行われる場所へ遺体を搬送しますが葬儀会館に搬送されるケースが多くなってます。通夜や葬式についての打合せがはじまり、祭壇や遺影、供花など次々に決めなくてはなりません。そして会葬者の人数を想定し会葬返礼品や食事、火葬場までの移動の手段(バス・タクシーなど)を手配します。通夜は一般的に故人の死後当日か翌日に行い、そして葬儀、告別式が執り行われます。

昔は葬儀をすることは当たり前でしたが、昨今、なるべく簡潔にお金をかけずに行いたい。もしくは葬儀をしないと考える方も増えているように思います。「葬儀をするのか?しないのか?」葬儀を行うならどのような形態にしたいのかを大切な方に伝え理解を得ることで思いが叶う可能性が高まります。 

葬儀の形式を決める!

形式で最も多いのが仏式ですが、最近では仏式でも、さまざまな葬儀スタイルがみられるようになりました。かつては、家族が亡くなると広く関係者に知らせて葬儀・告別式を行いたくさんの人が見送ったものです。ところが、最近では、故人の身内や親しかった人達だけで執り行う「家族葬」が増えています。ライフスタイルの変化や地域でのつながりが薄くなったことが葬儀観に変化をもたらしたのでしょう。

主な葬儀の種類

葬儀をする 葬儀をしない

家族葬 身内や親類ごく親しい人などで行われる。故人との別れの時間を静かに過ごすことができる。

直葬 病院から直接、火葬場へ送られて、火葬される。

一般葬 もっとも一般的な形式で伝統的な文化風習、宗教儀式に則って執り行われる。

一日葬 通夜・葬儀・告別式を一日で終わらせる葬儀の形式。

社葬 会社が施主となって行われる葬儀。創業者や社長などが亡くなった時に行われる時がほとんど。

葬儀をしない

直葬 病院から直接、火葬場へ送られて、火葬される。

○直葬のミニ知識:直葬とはお葬式・告別式を行わず火葬することですが、法律では、死後24時間以内の火葬を禁じています。霊安室がない火葬場もあるため、直葬でも遺体を安置する場所が必要です。費用は安くすみますが、家族ともよく話し合ってください。

形式を自分で決めるのであれば、周囲の理解が必要です。並べく家族の負担にならないように細部まで決めておきましょう!自分の希望と残される親族の意見を調整を図りつつ、プランニングしていくことが重要です。

自分でお葬式をプランニングする

喪主の依頼

一般的には配偶者や子どもなど、自分とつながりが深い血縁を選びます。

葬儀の場所

通常は自宅もしくは葬祭場で行います。

遺影

祭壇は葬儀費用を左右しますので、できるだけ自分で選んでおきましょう。

棺に入れたいもの

好きだったものを選びます。火葬する際に入れてはいけないものもありますので注意してください。

弔辞の人選、参列者リストの作成

葬儀に参列してほしい人のリストをつくり、弔辞を述べてもらいたい人を決めます。

昨今のお墓問題(お墓を移すのか?建てるのか?)

遺骨は先祖代々のお墓に葬儀後四十九日法要を経てお墓に納骨する。と従来はそのように行われてきましたが、最近ではお墓や納骨に対する考え方が多様化してきています。お墓は必要ないと考える方も増えています。お墓についての終活では、「自分のお墓をどうするのか?新たにお墓を購入するのか?お墓に入らない場合は遺骨をどう処理してほしいのか」などの自分の考えをエンディングノートに記すことが、とても重要になります。

2つのお墓の問題

  1. 故郷のお墓について⇒故郷を離れて都市部などで生活する人が増え故郷のお墓を誰も世話する人がいなくなり無縁化している問題です。改装をしたり菩提寺に永代供養をお願いするなど何らかの対策が必要になります。
  2. 新たにお墓を購入する⇒お墓をどのようにするかという事です。昨今では、「家墓」以外にも様々な形態のお墓がありますしお墓を持たないという選択肢もありますので、自分でどうしたいかを考えておく必要があります。

お墓を移すには「改葬」の手続きが必要です。
詳しくはこちら
お墓の費用についてはこちら

お墓の承継について

誰がお墓を引き継ぐのか?決める方法は?
新たにお墓を購入するにしても、故郷のお墓を移すにしても、後々までにお墓の面倒を見てくれる人が、いなければなりません。民法でお墓を承継する人は以下のように規定されています。

  1. 祭祀主宰者による指定
  2. 慣習
  3. 家庭裁判所の調停または審判

民法897条では、お墓や仏壇といった〈先祖の祭祀〉を守っている人が後継ぎを指定することが大前提になります。遺言で指定することをおすすめします。

家族が争わないための相続について

円満な相続を実現させるにはしっかり準備をすることと、直接専門家に相談をしてご自身の考えを遺言書として完成させることです。

相続に必要な書類を確認しましょう!

  • 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
  • 被相続人の住民票の除票
  • 各相続人の戸籍謄本と住民票
  • 相続人全員の印鑑登録証明書
  • 遺言書または遺産分割協議書、遺産分割調停調書
  • 相続関係説明書
  • 検認済証明書(自筆証書遺言の場合)
  • 委任状(代理人を立てる場合)

相続の手続きは手続き先からもらった書類に加え上記の書類が必要になるケースが多いものです。なかには、提出すると返却されないものもありますのでコピーで代用できるならコピーを提出するといいでしょう。
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相続手続についてはこちら
自分で財産などを管理できなくなったら?

豊かな介護プランのためにも、日ごろからのコミュニケーションをとりましょう。

どこでどのように療養するかを決める前に自分と家族全員の状況と希望を整理しましょう。

本人の意思

・住み慣れた我が家で暮らしたい。
・生まれ育った地域を離れたくない。
・一人で静かに暮らしたい。
・子どもに面倒をかけたくない。

家族の状況

・日中家に誰もいない。
・子どもが小さくて目が離せない。
・親の住まいと地域が離れている。
・できれば施設に預けたい。

環境など

・住み慣れた場所から引越しさせて大丈夫か。
・家が狭くて親のやめに部屋を用意できない。
・かかりつけの医師が近くにいないと不安。

介護はするほうもされるほうも、「初心者」であることがほとんどです。「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまいがちですが、いずれ直面する問題です。介護が始まると、驚き、戸惑い、身体が動かなくなり、記憶が衰えて今まで、できていたことが、できなくなったりと情けない思いと迷惑をかけているという後ろめたさをかかえては、残りの人生を楽しく過ごすことができなくなってしまいます。
ですので、介護の始まりに備えて、事前の備え心の準備が必要です。

介護にまつわる問題で多く見られる5つの問題

「能力」・「暮らし」・「お金」・「仕事」・「人間関係」です。

能力

心身の状態によって、ケアの内容や援助内容も異なります。介護サービスも含め検討すべきです。

暮らし

もともと同居をしている家族を除き、転居が必要になったり、通いながらの介護が必要になります。だれとどこに住むのか。同居する家族が居る場合、その家族が中心となって介護をつとめることになります。

お金

介護サービスの利用料金、医療費、生活費など、親の生活にかかるお金と収入を知り、不足分を誰がどのように負担するのか決めなければなりません。

仕事

介護は片手間でできるものではありません。仕事を続けていけるのか、介護との両立をするためにはどうするのか、将来のことを含め考えなければなりません。

人間関係

家族構成、居住地、収入親との関係など兄弟であったも状況はことなすので早めに十分な話し合いが必要です。

介護は介護をする側とされる側、両方の問題です。どのような介護を望むのか、そして、子どもは何ができるのか。親子の希望が完全に一致することはないと思いますが、お互いの考えを知っておくことは重要なことです。
終活活動では、エンディングノートなどに、ご自身の希望を記すと良いでしょう。

介護についての希望

介護が必要になった時に、どこで誰にお願いしたいかという希望と費用の用意の有無も書いておきましょう。すでに福祉・介護サービスを受けているなら、連絡先やサービス内容を書いておくと万が一の時に役立ちます。重篤な病気や事故、認知症などで適切な判断ができなくなったとき、誰に判断を委ねたいかの希望も書きます。

認知症になったらどうするのか?

日本には約462万人の認知症患者がいるとされています。代表的な認知症には以下の4つがあります。

  • アルツハイマー型認知症⇒アルツハイマー型認知症はいちばん多いとされる認知症です。女性の発症が多く、合併症などをおこすこともあります。
  • 脳血管性認知症⇒脳血管性認知症はかつて、アルツハイマー型より多い認知症でした。脳梗塞、脳出血など脳の幅広い範囲の障害に起因します。まだら認知や感情疾患が特徴です。
  • レビー小体型認知症⇒レビー小体型認知症は、パーキンソン病に似た症状(小刻みなすり足など)があり、初期から幻覚や幻視が見られるのが特徴です。
  • 前頭側頭型認知症⇒前頭側頭型認知症は、頭の前にある前頭葉と横にある側頭葉の委縮によって起こります。感情や欲求が抑えられず、万引きや非社会的行為が見られることがあります。

それぞれ特徴的な症状があり、症状の進み方も違います。ほとんどの認知症患者が専門医の検査を受けていないので「何の病気」で認知症になったか知らないケースがあります。症状を知ることで、今後の治療や介護の取り組み方が分かることで先の見通しも立ちます。

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