エンディングノートのおすすめの使い方

人生の終末期にご自身の希望や要望などを書き留めておくノートの事。

エンディングノートとは?

ご自身が死亡した時や意思疎通・判断力の喪失を伴う重大な病気に

ご自身が死亡した時や意思疎通・判断力の喪失を伴う重大な病気に

なったときに自分の希望を示しておくエンディングノート。おすすめのエンディングノートの書き方とは、内容は人それぞれですが、例えば、葬儀への希望や相続についての考えや重度の病気になった時に延命治療を望むかや自分史などです。遺言とは違い法的効力はありませんが、存命中・死後の家族の負担軽減を目的としているのがエンディングノートです。

エンディングノートに記すこととは?

自分について 名前、生年月日、戸籍、家系図など
健康・介護・治療について かかりつけ医院や持病のことなどの病歴、告知や終末医療の希望など。
死亡後について 葬儀、納骨の希望、親族、知人友人関係者のリストなど。
財産について 金融資産〈預貯金・不動産・借入金〉
生命保険について 加入している生命保険
その他 親族へのメッセージ・思い。処分品リストなど

エンディングノートを書く目的は、大きく分けて以下の3つです。

・遺産について、その書類の保管場所も含めて明確にし、残された家族が戸惑わないようにするため

・自分の死後、自分の意思を家族に伝えるため

・存命中、自分の意識がしっかりしなくなったときのために、終末医療や葬儀のやり方について記しておく

遺産の規模や書類の保管場所をきちんと記しておけば、遺族の混乱は少なくて済みます。あなたが残した思いや、また「だれに連絡をしてほしいか(連絡先を含む)」を記すことで、家族も心安らかにあなたを見送ることができるようになります。

さらに、認知症などが始まっても、自分の希望するターミナルケアや葬儀について家族に伝えることができます。

ターミナルケアとは? 終末期医療、終末期看護のことで、治療をするのではなく、「残された人生を充実させよう」ということです。

エンディングノートの活用の仕方

エンディングノートの目的は、主に、自分の死後、家族が困らないように必要な情報を伝えておくことですが、使い方次第で、自分自身の生活をより豊かにしたり、残された家族の心の支えとなったり、より有効に活用することができます。おすすめのエンディングノートの活用の方法は以下です。

・普段の備忘録に

親族や友人知人、病院などの、住所や連絡先を整理しておくことで、アドレス帳としての役割を果たせます。また、各種暗証番号やパスワードのメモがわりに使用することもできます。個人情報や暗証番号などは、重要な情報ですので、保管には気をつけましょう。

・自分自身を見つめ直すきっかけに

自分史をつけたり、交友関係を整理したり、人生や自分自身を振り返ることで、やり残したことや、これからやってみたいことが見えてくるでしょう。時代の変遷と共に人生を振り返ることは、自身にとって懐かしく楽しい作業であると共に、子供たちや孫たちにとってもかけがえのない記録、指針となることでしょう。

・身辺整理の手助けに

洋服や本など、数年来使っていない不要な物を捨てたり、使用していない預金口座やクレジットカードを解約したり、身の回りの整理をする手助けとなります。貴金属や着物など形見分けのリスト作りにも活用できるのがエンディングノートです。身の回りが片付いていけば、気持ちのよい生活が過ごせ、新しいことにチャレンジするきっかけになるかもしれません。

・老後・死後について、家族と話すきかっけに

病気や介護のこと、葬儀やお墓、相続のことは、大変重要な問題でありながら、家族間でなかなか話題にしづらいものです。エンディングノートを一つのツールとし、家族間で話し合うことで、残される家族が担う負担を軽減することができるのでおすすめです。

・家族への感謝のメッセージを

日頃、なかなか口にだせない感謝の思いを書いておきましょう。残された人は、亡くなった人の声を聞くことができません。ノートに残したメッセージは、万が一の時、残された家族の大きな助けとなることでしょう。

・各項目に記入日を残し、定期的な振り返りを

エンディングノートに記入する際には、必ず、最終記入日をつけることをおすすめします。エンディングノートは、一度書いたら終わりというわけではありません。最終記入日から年月が立てば、変更してくるものもあります。特に、最近は、高齢化問題や加速化するIT技術の発展などから、数年前には思いもよらなかったトラブルが起こったり、それに伴い、法律が改正されたり、新たなサービスが生み出されたりします。こういった時代の変遷や、家族の事情の変化などによって、エンディングノートの定期的な振り返りと訂正をおすすめすると共にとても大切です。

エンディングノートがあるとこんなに役立つ!

何かあった時に自分も家族も助かる

エンディングノートにご自身がどうしてほしいのかという希望を書いておけば、家族にそれを尊重してもらうことを期待できます。介護や延命治療、葬儀についての希望を書いておけば家族は迷わずに済み、悩むことがなくなりますのでおすすめです。

将来への備え、安心できる

病気・介護・お金について、多くの人が悩み・不安を抱えています。エンディングノートに書くことで不安への対処法を具体的に考え、見直すことができるようになります。今を安心して過ごせるようになります。

頭の中を整理できる

エンディングノートを書くことで「人間関係」「財産関係」を見つめ直すことができ、自分や家族、財産や相続、葬儀のことなど様々なことを整理できます。将来は誰に何をの残して、どうしたいのかという「希望」が明確になります。

家族とライフプランを話すきっかけになる

介護、葬儀、お墓、相続など高齢期の問題を家族と話すきっかけになります。一緒に記入することで大切な問題について家族で話し合う機会も生まれます。

エンディングノートを活用して遺言書を作る

<エンディングノートの注意点>

ただし、エンディングノートはあくまで「覚書」です。これには拘束力はありません。そのため、遺産の内容を書くのは非常に有用ですが、「自身の子供にすべての遺産を渡す」などのような表記をしていたとしても、それは無意味なのです。(遺族が配慮して、遺産放棄をしてくれる可能性は0ではありませんが)エンディングノートを作成して、人間・財産関係を整理でき「誰に何を残してあげたいか」が見えてきたら、その内容を遺言書の形式で書いていくことをおすすめします。

おすすめの作成方法は「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」があり、内容を確実に実行したい場合は「公正証書遺言」をおすすめします。公正証書遺言作成でお困りの際は終活の窓口にご相談ください。

※ご相談頂いた方に「相続入門ハンドブックを進呈しています!」

終活サポートへのお問合せはこちら
終活相談窓口
電話で相談する メールで相談する