岐阜県の概況

岐阜県は1万621平方キロメートルと広く、都道府県面積ランキングで全国7位の県です。人口は2018年10月1日現在で1,999,406人で、県の花はレンゲソウ、県の木はイチイ、県の鳥はライチョウとなっています。岐阜という名前の由来ですが、織田信長が関係しているという説があります。尾張の政秀寺の禅僧であった沢彦宗恩が進言した「岐山、岐陽、岐阜」の中から信長が岐阜を選んだことが由来とされています。

岐阜県の地理

岐阜県は大きく、飛騨地方と美濃地方の2つ分けられます。飛騨地方は北部に位置し、御嶽山、乗鞍岳、奥穂高岳など3000mを越える山々が連なっています。山間には合掌造りの家も多く立ち並んでいます。そういったことから積雪が多く、寒さが厳しいです。一方、美濃地方は南部に位置し、木曽三川と呼ばれる木曽川、長良川、揖斐川が流れ、中でも長良川は日本の名水百選に選ばれる程の美しい清流として知られています。

岐阜県の名所・旧跡

岐阜県大野郡には、世界遺産に登録された白川郷合掌造りの集落があります。寒さの厳しい気候の中で生き抜く工夫が数多く詰まっており、他では体験できない名所となっています。また、岐阜市にある金華山(旧名は稲葉山)には山頂に再建された岐阜城があり、四季折々の絶景を楽しめます。他にも、日本最古とされる木造再建城の郡上八幡城では天守閣などが県史跡に指定され、地元の方や観光客を楽しませています。

岐阜県の歴史

今の岐阜県は、美濃や飛騨と呼ばれていました。美濃出身の武将である明智光秀は、織田信長の家臣で、本能寺の変を起こした人物とされています。また、地元の豪農であった柴山伊兵衛は、木曽用水という農水用の水路を作った人物として地元でも知られています。喜多吉右衛門と弟の林幽閑の3人で私財を投じましたが、途中2人は離脱しました。しかし、今でも3人への感謝の気持ちを込めて毎年8月1日に例大祭が行われています。