終活のお役立ちニュース "旅行サイト運営会社が「自動車免許の返納」ついてのアンケート調査を実施。"
「自動車免許の返納」に関するアンケート調査
総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営する「株式会社エアトリ」が、「自動車免許の返納」に関するアンケート調査を行った。これは、2019年5月9日から13日にかけインターネット上で行われたもので、対象となったのは20代~70代の男女1211人。
この調査が行われた背景には、近頃頻発する高齢者ドライバーによる痛ましい事故を受け、「自動車免許の返納」について議論が盛んに交わされるようになったことがある。危険だから返納すべき、と言う声がある一方、特に地方では、自動車は生活と切っても切り離せない存在でもある。
調査では、免許の返納について考えたことがあるか、や何歳で返納すべきかなど5つの設問を用意し、意見を募った。
免許返納の意思と、その年齢
まず「免許の返納について考えたことがありますか?」という設問では、「いつかは返納するつもり」と答えた人が半数を超え、64.7%の割合を占めた。
「返納済み」の3.3%と合わせると68%の人が免許の返納に前向きに考えていることが分かった。
また、返納した理由では、自らの運転能力の衰えや、高齢者ドライバーの事故の影響から、という意見が上がった。自分の運転によって社会に迷惑をかけたくない、という考えから返納する人が多い傾向にある。
次に上記の設問で「返納するつもり」と回答した人に、「免許の返納を何歳くらいで行おうと思っていますか?」という設問では、最も多い回答となったのが32.7%の割合で「75歳」であった。続いて26.0%で「80歳」、21.9%で「70歳」と、70~80歳までの返納に80%以上が集中した結果となった。
また、上記の設問で「返納するつもりはない」と回答したのは8.8%で、その人たちに「車を利用する目的」を尋ねたところ、最も多かったのは「買い物」の33%だった。3番目に多かった「仕事(通勤・営業)」の23.6%と合わせると、過半数が生活のために自動車を必要としていることが分かった。
高齢化社会が加速していくなか、高齢者の移動手段として重宝される自動車。同調査では、返納すべきと考えている人が多くいる一方、生活のために自動車を手放せない人が一定数いることも明らかになり、その両者や他のすべての人とって最善の選択をしていくことが、これからの社会に求められている。
(画像はアットプレスのプレスリリースより)
▼外部リンク
アットプレス(株式会社エアトリのプレスリリース)
https://www.atpress.ne.jp/news/184186