終活のお役立ちニュース "高齢者の運転寿命を延伸のために オファサポートの自動運転評価事業 前進へ"
自動運転事業開発の背景
運転評価システムの構築を進める、株式会社オファサポート(宮崎県)は2019年6月10日(月)に、中小企業庁が推し進めるプロジェクト「新連携支援事業」に採択されたと発表した。
新連携支援事業は、産学連携により新たな事業活動にチャレンジする中小企業を支援する事業だ。
中小企業に対し、補助金、資金調達、アドバイス等で支援する。
オファサポートが申請し採択された事業の内容は、高齢者ドライバーの運転寿命を延伸させることを目標とする事業だ。
加齢に伴い、低下する身体機能や運動能力の維持や改善、安全運転技能の向上を促進させるために、高齢者に安心、安全運転トレーニングを行う事業となる。
日本は近い将来、かつて経験したことのない超高齢化社会を迎える。最近のニュースなどで頻繁に取り上げられる高齢者の事故も後を絶たない。
その中で、オファサポートは事前に高齢者の事故を予防できないかと考える。
オファサポートは、長年、自動車教習所やリハビリ介護施設の運営をしてきた企業だ。
その経験を生かしAI型自動車運転評価システムを産学との密接に連携し開発してきた実績がある。
具体的には、ドライバーの視線の動作を計測、ドライバーの安全確認行動を可視化する。
可視化された自動車運転の評価データは、様々なドライバーへ運転技能の向上に役立たせる。
AI型自動車運転評価システムとは
現在、高齢者ドライバーが、免許更新のときに行われる運転評価は、机上評価やドライブシミュレーターで行うのが主流だ。
実車評価も教員指導資格を有する評価者が同乗して行うものにとどまる。
オファサポートは、運転評価のさらなる進化を目指す。
その内容は、実際に実車で高齢者が運転する評価システムの開発に着手することだ。
ドライバーのハンドル操作、アクセル操作、ブレーキ操作の反応時間を計測するためのセンサーや計測器を導入。
そして、運転中の視点や脳波と筋電位を計測するなど、運転中に起こりうる変化を運転者が正しく、客観的に認知しているかを脳や、筋力、視点などのセンサーを用いて、脳や筋肉の動きを分かりやすいデータに可視化する。
さらに、自分の運転が健康な同年代の人たちと比較して、比較が可能なソフトウェアの開発も進める。
オファサポートは、「現在、そして未来の安全な自動車社会の実現」を実行していく構えだ。
(画像はオファサポート ホームページより)
▼外部リンク
S.D.A.P – AI型自動運転評価システム オファサポート
http://minamikyusyu-car.main.jp/sdap/