終活のお役立ちニュース "受診者が2万人を超えた「スマート脳ドック」、分析した検査結果の一部を公開"

「スマート脳ドック」とは?

「脳ドック」に特化した画像診断サービスを提供するメディカルチェックスタジオが、「スマート脳ドック」の受診者データを分析した検査結果の一部を公開した。

これは、2018年1月のサービス開始から1年半が経過した2019年5月末時点で、「スマート脳ドック」の受診者が2万人を超えたことを機に行われた調査となる。

「スマート脳ドック」では、頭部MRI、MRA、頸部MRAの診断を行い、脳内に異常箇所がないかを調べることができる。主な異常箇所としては、脳血管の破裂リスクとなる脳動脈瘤、脳の血管がつまる脳こうそく、脳腫瘍などがある。

同サービスの特長として、一回1万8900円(税込み)という低価格と、30分以内で検査が終了する手軽さがある。さらに、診断結果は一週間後にスマートフォンから閲覧することができるなど継続のしやすさから、1年半で2万リリースを達成するなど好評につながっている。

分析からわかる受診者の傾向

この「スマート脳ドック」の受診者の傾向として、年代別では40代が最も多く全体の3割を超えた。40代以下だけで半数を占めることから、若い世代の関心の高さがうかがえる。

また、脳ドックの受診経験が「ない」という人が80%と、同サービスによって脳ドック受診のハードルが低くなっていることもわかる。

異常の発見率では、70代では8割以上、60代でも7割近くなど、年齢が高くなればなるほど脳疾患などの異常発見率が高まっていることがわかった。一方、30代から40代までの異常発見率が平均でおよそ3割と、異常の早期発見にもつながっている。

脳内の血流低下によって及ぼされ、認知症や脳卒中発症の予知につながるとされる「白質病変」。この進行度合いであるGrade別に各年代を見たところ、やはり年齢が上がるごとにGradeも上がっていく、という結果となった。

しかし、働き世代である30~40代でも白質病変の初期段階であるGrade1がおよそ2割の人から発見されている。

また、Gradeが高まるにつれ、高血圧や睡眠障害の人の割合が増える傾向にあることも明らかとなっている。肥満度も高くなっていくことから、脳の加齢変化は日頃の生活習慣の影響を受けている可能性が高いと言える。

2017年に厚生労働省が発表した人口動態統計によると、脳血管疾患は日本人の死因の第3位、要介護になる原因としては第1位となっている。

同サービスのような検査を受診し異常が早期発見できれば、生活習慣を改善することで、将来の認知症や脳卒中の発症予防、介護予防につなげていくことができるだろう。

(画像はメディカルチェックスタジオのHPより)

▼外部リンク

メディカルチェックスタジオ
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