終活のお役立ちニュース "認知症治療の早期発見に向けて パートナーシップ締結"
パートナーシップの内容
2019年7月17日(水)に、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(以下GEヘルスケア)と日本テクトシステムズ株式会社(以下日本テクト)は認知症治療の適正化につながる新しいサービスを立ち上げるために、パートナーシップを締結すると発表した。
認知症の診断精度を高めるためには、神経心理検査結果とMRI画像検査(脳の萎縮等の評価)、PET画像検査(アミロイドβ蓄積や糖代謝の可視化)の画像検査結果を組み合わせることで、診断精度の向上につながると言われている。
GEヘルスケアは、画像診断支援技術を事業の中核としている。
日本テクトは、神経心理検査実施支援システムを中心に認知症領域での多くの知見をもとに様々なITサービスを得意とする。
この2社がパートナーシップを締結し、検査画像と神経心理検査結果を組み合わせた病型鑑別システムの開発に取り組む。
認知症の早期発見に向けて
内閣府が発表した、平成29年版高齢社会白書によると、日本は2025年には65歳以上の認知症高齢者が730万人を超えると推計されている。
認知症高齢者のQOL(生活の質)の低下、介護の負担増大、医療費の拡大にもつながることが予想されている。
認知症の代表的な一つである、アルツハイマー病は、アミロイドβやタウタンパクの蓄積が主な要因とされている。
しかし、認知機能低下等の症状が現れるまでには、これらの蓄積が始まって10年以上かかると考えられているため、診断を困難にする一因となっている。
そのため、認知症高齢者を正しい治療のためには、より適切な診断方法が求められる。
GEヘルスケアと日本テクトの協力は、認知症の早期発見のための進歩につながる。
(画像はGEヘルスケアトップページより)
▼外部リンク
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
http://www3.gehealthcare.co.jp/