終活のお役立ちニュース "大津市がコミュニティ・カーシェアリングの普及に関する連携協定を締結"
超高齢化社会の新たな移動手段
滋賀県大津市と一般社団法人日本カーシェアリング協会が、2019年7月24日に「コミュニティ・カーシェアリングの普及に関する連携協定」を締結した。
これは、同協会が東日本大震災後の宮城県石巻市で実施している、車の共同利用を通じ支え合う地域づくりの活動「コミュニティ・カーシェアリング」を大津市内に普及させるため締結された協定。
協定が結ばれることにより、同協会は、2019年度の普及促進地域である葛川学区において、コミュニティ・カーシェアリングの立ち上げサポートと導入後訪問サポートを行う予定。さらに、活動に活用する車両のリースと自動車保険の付保するサポートも行われる。
このような、コミュニティ・カーシェアリングの普及へ向けた連携協定が同協会と自治体の間で締結されるのは全国で初めてとなる。
コミュニティ・カーシェアリングとは
コミュニティ・カーシェアリングとは、同協会が東日本大震災以降に実施している、地域住民による車の共同利用を通じた「支え合う地域づくり」を目指す活動。地域コミュニティが運営している点が、一般的なカーシェアリングとは異なる。
2018年2月に会員などを対象とした調査では、カーシェアリングを始めてから移動が改善した、と回答した会員の割合が91%に上るなど、高齢者の移動手段として効果を上げていることが分かる。
また、同取り組みを導入している団地としていない団地では、仲のいい知り合いが「たくさんいる」と回答した人の割合がそれぞれ24%、12%、となった。導入している団地ではしていない団地と比べ2倍も仲のいい知り合いが多くなったという結果から、コミュニティの関係構築に効果があると言えるだろう。
同取り組みは、現在までに宮城県石巻市と岡山県で導入されている。また、その両自治体と同協会は、災害時の車不足解消のための連携協定も結んでいる。
(画像は日本カーシェアリング協会のHPより)
▼外部リンク
PR TIMES 日本カーシェアリング協会のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000047113.html