終活のお役立ちニュース "「自動ブレーキ装置設置補助金」についての調査結果"
安全運転支援装置の補助金についての調査
選挙調査を行う株式会社グリーン・シップが、東京都が行う「東京都高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」に関する自主調査を実施し、その結果を発表した。
「東京都高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」とは、東京都が2019年7月31日より開始した、高齢ドライバーの交通事故を抑止するための緊急対策。東京都在住で70才以上の高齢ドライバーが対象となり、補助金を利用すれば、本来の設置費用の1割で安全運転支援装置を設置することが可能となる。
この調査は2019年8月6日に実施されたもので、対象となったのは都内在住で自動車を保有する人、およびその世帯。回答者は758人で、そのうち男性は506人、女性は252人。年代別では、60代以下が166人で2割、70代以上が592人と8割近くを占めた。
6割が補助金の利用で装置の設置を希望
まず、男性のみに「運転中に踏み間違えてヒヤリとした経験があるか」という質問をしたところ、全体で11.1%と1割以上の人が「ヒヤリとした経験がある」と回答した。
年代別では40代以下が最も多く41.7%だったが、70代では7.2%、80代以上では12.3%と低い数値となった。
これは、高齢ドライバーが事故を起こした際に「ペダルの踏み間違いはなかった」と説明する場合が多いことから、高齢ドライバー本人には踏み間違いの意識がないということも考えられる。
次に、「装置の設置費用を都が9割補助する制度が7月末からスタートしたことを知っているか」という質問では、全体で62.9%の人が「知っている」と回答した。しかし、70代女性は37.1%、80才以上の女性では43.8%の人が「知らなかった」と回答し、高齢女性の認知度が低いことが分かった。
また、「所有者に装置を装着していない」と回答した人が77.7%で、8割近くの人が現段階で安全対策を行っていないということも分かっている。
だが、装置を付けていない人のうちおよそ6割が「今回の補助金制度を利用したい」とも回答している。
この調査結果から、この東京都の事業がタイムリーかつ都民のニーズを捉えていることから、事故低減に寄与することが期待されている。
(画像はドリームニュース掲載の同社プレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社グリーン・シップ
https://www.green-ship.co.jp/