終活のお役立ちニュース "新たな終活の形。「フリマアプリ」で人と社会とつながり続ける。"
60代以上とフリマアプリ
フリーマーケットアプリ大手であるメルカリが、2019年2月16日にインターネット上でアンケート調査を行った。
調査の内容は「60代以上のフリマアプリの利用実態」。
アンケートの対象となったのは全国のフリマアプリ利用者または非利用者である60代以上と20代の男女824名ずつ、計1648名。それぞれの年代で、利用者と非利用者がちょうど半分ずつの人数になるように行われた。
メルカリでは当初、20代30代のいわゆる若年層の利用が中心だった。しかし近頃、60代以上の利用者が増えている。なぜ60代以上がフリマアプリを利用しようと考えたのか。それを知るためメルカリはアンケートによる調査を行った。
新しい社会とのつながり
まず、アンケートの結果から、メルカリのようなフリマアプリの利用者は非利用者と比べると1割以上の人が「年を重ねても働き続けたいと思う」と回答した。またその働きたい理由として「人とつながっていたい」という考えも非利用者より1割ほど多かった。
実際に利用した後の意識変化では、社会とのつながりを感じるようになった、と回答した60代以上は20代の約3倍であった。
さらに「今後チャレンジしたいことがあるか」という問いでは、「ある」と答えた利用者は非利用者よりも多く、2割近くの差が出た。
このことから、フリマアプリを利用する60代以上は、新しい社会とのつながりを求めてフリマアプリを利用している人が多いことが分かった。
遺品や生前の整理に
フリマアプリでは、様々なものを安く買えるだけでなく、不要となった所有品を欲しい人に売ることも可能だ。2018年には「生前整理」や「終活」関連の商品の出品が前年の2.5倍も増加した。その急増は、60代以上へのフリマアプリの興味が非常に高くなっていることを表している。
「幸せである」とアンケートで回答した人は、非利用者よりも利用者の方が多かった。慣れないなか、いきなり利用を始めるのは難しいが「認知症の予防になっている」という声もある。
上手く終活に活用していければ、身の回りの整理もできて新たな楽しみや生きがいを感じることができるだろう。
(画像はメルカリHPより)
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メルカリ
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