終活のお役立ちニュース "相続も楽ではない 財産整理はお早めに!"
相続はトラブルになりやすい
民間テレビの株式会社サガテレビ(佐賀県)は、自分の人生の終わりに向けた活動「終活」をテーマにした番組を毎週金曜日にシリーズとして放送している。
2019年4月26日に公開されたテーマは「相続」についてだ。インタビューの中で司法書士アドヴァンスの相原宏さんは、相続の難しさについて触れている。
相続人が多いほど、トラブルになるといわれている。
その理由の一つとして、日本全国、海外にいる場合でも、相続人の全員から了解を得る必要があるためだ。
日頃、面識のない親族の場合は連絡にも苦労するだろう。
また、故人に妻あり、子供なしで当人に兄弟がいる場合、その子供である甥や姪に相続の権利が及ぶ。
これが相続を複雑にしている理由だ。
早めの遺言書の準備を
基本、死亡した時点で預金は凍結される。相続人の一人が、預金を引き落としたりして葬儀費用にあてることはできない。
金融機関で遺産を下ろすのは、書面で全員の同意が必要だ。
遺産でもめない対策としては、体が元気で、判断ができる内に、自分の遺産をどうしたいのかを考えておくことが重要となる。
遺言書として、はっきり形を残しておくことで、家族、身内に自分の意思を明示しておくことが、複雑な遺産相続を乗り切るカギになりそうだ。
相続で、ふだん中のよかった親族同士の仲が悪くなることは、とても不本意なこと。
遺言書を残すことは「終活」の一部だが、早めに準備する大切さが身にしみるテーマである。
(画像はサガテレビホームページより)
▼外部リンク
最も苦労する 財産の管理
https://www.sagatv.co.jp/news/archives/30356
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