終活のお役立ちニュース "「未病改善プラットフォーム」の構築へ!実証実験を経て高齢者の健康増進を目指す!"
「未病改善」サービスの実証実験
静岡県掛川市において「未病改善のための健康増進プラットフォーム」の構築に向けた実証実験が実施された。
実験期間は、今年の2月12日から3月26日の6週間。
これは、国立大学法人東京工業大学の「未来型スポーツ・健康科学研究推進体」(代表・林宣宏准教授)と、共同研究先企業であるAIを使用したヘルスケアプラットフォームを提供する「aiwell株式会社」により行われた実証実験。自治体と連携した未病改善に関する国内初の実証実験であった。
実験に参加したのは、68才~79才までの高齢者18世帯19人。そのうち男性は4人、女性は15人。
実験内容は、福祉センターで月2回実施される健康増進のための体操の際に、体組織・体重・血圧など基本的な健康データをチェック。さらに、東工大の技術によって微量の血液でもタンパク質の情報が可視化できるため、同時に採血を行うことで生体情報の把握も行われた。
また、スマートウォッチの配布や各家庭に設置したスマートメータにより、日常生活の運動量などの行動と環境(電気・ガス・水道など)。加えて、大崎電気工業株式会社のサービス「ホームウォッチ」のセンサーにより、室内の空気の質や活動のデータも収集、分析された。
「未病改善のための健康増進プラットフォーム」とは?
この実証事件は、健康状態と活動のデータを取得し統合することで、個々人に特化した総合的な健康診断が可能な未来を目指すため行われた。
将来、高齢者世帯がより増加していくと言われている。そんな中、同サービスが実施されていれば、高齢者の生活の変化にすぐに気づくことができる。それにより、早期の行政や民間サービスによる生活改善のためのアドバイスなどのアプローチが可能になる。
今回の実証実験では実務的な問題点が指摘され、使用者の同サービスを受けたいという声が寄せられたことにより、今後実用化が加速していくと予想される。
まだ病気になる前の段階である「未病」の状態でその先の病気を防ぐことができれば、だれでもずっと健康に長生きをすることができるだろう。
(画像はaiwell株式会社のHPより)
▼外部リンク
aiwell株式会社
https://www.aiwelljapan.com/