終活コラム "相続争いをさけるために親が元気なうちにやっておくこと"

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一般家庭でも起こる相続争いのケース

相続争いをさけるために親が元気なうちにやっておくこと01

我が家には相続争いなんて起きるはずがない、と思っていませんか?

昨今、相続問題は多様化しており、誰にでも起こりうる問題となっています。

自分の死後、相続争いが起きないようにするには、どうすればよいのでしょうか?

《主な遺産が自宅の場合》

《親と同居していた子供と、そうでない子供がいる場合》

《亡くなっている子供と家族がいる場合》

主な遺産が自宅という場合、均等に遺産分割するとなると、自宅を売却するしかなく、その自宅に同居していた子供がいる場合、立ち退きや相当額の現金を要求することに発展する恐れがあります。

一方、親と同居していた子供側には「自分たちが親の面倒をみてきたのだから、他の兄弟より遺産を多くもらって当然」という気持ちがあり、トラブルの火種となりえます。また、老老介護の時代、子供の方が先に亡くなってしまうケースもあります。そんな場合、相続権のない亡き子供の配偶者が、長年同居し世話をしていたにも関わらず、他の実子から立ち退きを要求されるということもありえます。

・遺言で相続問題を回避
相続問題の対策として一般的な方法は「遺言」です。遺言ならば、自分の死後、財産を誰にどのように分配するか、自身で決めておくことができます。遺言は、自筆する方法もありますが、証人の立ち会いのもと専門家によって作成する「公正証書遺言」が、無効の恐れもなく死後手続きもスムーズで、安心です。また、公証人役場に原本が保管されるため、偽造や破棄、紛失の心配もありません。

・家族信託という選択肢
「家族信託」とは、自分の財産を信頼できる家族に管理してもらう信託契約です。本来は、長期化する介護生活や認知症などの対策として、受託者が、委託者の介護費や生活費を支払うなど、財産管理できるようにするシステムですが、死亡後、遺言のように財産の相続人を指定できる上、引き続き受託者に財産管理を託すこともできるのです。相続の枠組みでカバーできない部分にも柔軟に対応できるシステムといえます。

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大切なのは家族間のコミュニケーション

遺言や家族信託をすれば、それで相続問題が解決されるかというと、そうではありません。財産の分配内容に不満をもつ者があれば、争いは起こります。

相続問題を避けるためには、自身が元気なうちに、子供たちを集めて、自分の意向を伝えたり、それぞれの言い分を聞いたり、お互いにコミュニケーションをとっておくことが大切です。子供たちが骨肉の争いを繰り広げることのないように、備えておきましょう。

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