【家族に迷惑かけたくない】それって、本当に、迷惑なの?NHKドラマ「エンディングカット」を見てみんな、終活一年生

【家族に迷惑かけたくない】それって、本当に、迷惑なの?NHKドラマ「エンディングカット」を見て

こんにちは。終活プロデューサー(終活P)の池原充子です。 先日NHKでやってたドラマ「エンディングカット」をみて、「いやぁ~、愛菜ちゃん大きなったなぁ~。」としみじみ。(親戚のおばはんか)

ドラマのあらすじ:迫田結(芦田愛菜)は海辺の町に住む高校3年生。父の和俊(佐藤隆太)と母の七海(広末涼子)は美容師で、夫婦で小さな美容室を経営している。小さい頃から絵を描くのが好きだった結は、美大への進学を目指し街の画塾に通っている。

推薦入試を間近に控えた結は、ひと夏かけて一枚の絵を描き上げたものの、画塾の講師で尊敬する那須薫(マイコ)に何か足りないと指摘される。自分に足りないものは何かと思い悩む中、結には一つ気がかりなことがあった。最近、和俊の様子がおかしい。店を七海にまかせきりで、自分は出張カットの仕事ばかりをやっているのだ。ある日、結は画塾に向かう途中、喪服を着てワンボックスカーに乗り込む和俊の姿を目撃する。

不審に思った結は和俊の後を追いかける。たどり着いた先は葬儀場だった。出てきた和俊を結が問い詰めると、納棺するご遺体の髪を切る「エンディングカット」という仕事を始めたことを打ち明ける。(NHKホームページより)

末期がんの七海(広末涼子)の病室で、結(芦田愛菜)が、 「(治療しないなんて)お母さんのエゴだよ!全部意味ないよ!お母さんが死んだら、私も死ぬ!」 と叫んで病室を飛び出すシーンがあります。私は、胸が張り裂けそうになりました。

もしこれが自分だったら? 自分の娘が同じような状況に置かれたら、どんな思いをするだろう? 自分の死が、すぐそこまで近づいてきていると知ったとき、自分のことだけでなく、家族のことも頭をかすめます。そして思います。

「家族に迷惑をかけたくない」と。

きっと七海も、真っ先に娘の結のことが頭に浮かんだはず。まだ本当のことを話したら、きっとものすごいショックを受ける。だから、黙っておこうと決めたのだと思います。

正解なんて、ありません。 でも。 死にゆく本人も辛いけど、 周りの人たちも、辛いんです。 本人同様、周りの人たちも、死を受け入れるのには、時間がかかるんです。 だから、遠慮とか迷惑とか考えずに、残された時間を精一杯過ごすために、たくさん話をして欲しいなと思います。

とても話なんてできない、って思ったら、メモっぽく書いてみてもいいと思います。 綺麗にまとまってなくったって、いい。 頭の中、ぐちゃぐちゃで、うまく伝わらなくったって、いい。 今の気持ちをそのまんま、投げちゃえばいい。

投げられた気持ちを受け取るか、受け取らないかは、投げられた人が決めていい。 自分の命は、自分のものだけど、自分ひとりのものじゃないんです。 だから誰にも言わず、自分の最後を自分ひとりで決めちゃうのは、すごく悲しいです。 正解なんてないけど、そう思います。 まず話してみよう。

難しそうなら、ちょこっと書いてみよう。 書いたものを、「話すの難しそうだから、書いてみたよ。気が向いたら、読んでみてね。」って伝えるだけでも、最初は、いいと思います。 頭の中で考えてること、頭の外に出してみると、違った発見があるかもしれませんよ。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
▲この記事をシェア

有料会員限定に関連する記事

←「終活コラム一覧」に戻る
会員登録・ログイン
終活相談窓口 いい葬儀お客様センター
電話で相談する メールで相談する LINEで相談する 会員ログイン