【私はよくわからないので、全部娘に任せてます】パスワードって、なに?!みんな、終活一年生

【私はよくわからないので、全部娘に任せてます】パスワードって、なに?

こんにちは。終活プロデューサーの池原充子です。先日、リビングカルチャー倶楽部で開催した「もしもの時の連絡帳~エンディングノートを作ろう!」講座にご参加いただいたのは60代と80代のとても素敵な女性でした。毎回、必ず触れる「スマホのパスワード問題。」

80代の参加者Aさんも、スマホを使っていると聞いて、やっぱり時代ってすごいなぁ~と。「私はよくわからないので、全部娘に任せてます。」とおっしゃいましたが、ご自身の意思で有料のエンディングノート講座を受けようと思ったことが、まず素晴らしい。非常に前向きです。

私「スマホにパスワードかけてますか?」

Aさん「いや、してません。全部娘に任せてます。」

パスワード設定してないなら、「スマホ開かない問題」も発生しないので、一安心。でももう一人の参加者さんもいらっしゃるので、「スマホのパスワードは、対応する業者も少なく、開くかどうかわからないんですよ~。だから、必ず紙に書いてエンディングノートと一緒に保管してくださいね。」

と、古田雄介氏の「スマホのスペアキー」を渡しながら説明してたら、Aさん「これ、なんですか?」 あ、説明が分かりにくかったか。反省。

もう一度、ゆっくりとお話しし、私「スマホのパスワードを書いて、上から修正テープで消すと、スクラッチカードのようになるので、パスワードを確認することができるんですよ。」というと、Aさん、こんな感じの顔で↓↓

「パスワードって、なんですのん?」って、そこーーーーー!!!そこからだったのかっ。 恐るべし80代。そうか。私は重大なミスを犯していたんです。

  • 「パスワード」とか
  • 「セキュリティ」とか
  • 「アナログ」とか
  • (そもそも「エンディングノート」ですら)

カタカナを連発していたが、その言葉自体が、そもそも「何か?」わかっていなかったのだ。熱心に私を見つめ、「ふむふむ」とうなずきながら話を聞いてくださっていたので、てっきり、「理解している」と思っていた。だが、違った。

「わからない」ことが、「わからない」状態だったのだ。冷静になれ、私。フリは、最初からあったじゃないか。 「全部、娘に任せてます。」そう、この言葉がすべてを物語っている。伏線だ。全部わからないから、娘さんに任せているのだ。

講座序盤で、早々に伏線回収されるとは。まだ今日の本題「葬儀」にすら入ってないぞ。うなずいているから、熱心に聞いているから、分かっているとは限らない。情報が、右耳から左耳を通過しているだけ。この「特急通過駅のような状態」に電車を停車させるには、「都度話を振って、理解度を確認していくしかない」のだ。

Aさん「ああ、数字ね。ありますよ。娘が知ってますから」やっぱり、パスワード設定してた!という事は、いつも自分で数字を入れてスマホ使ってるってことだ。

私「娘さんがご存知だったら、安心ですね。でも、ご自身が、ふっと忘れてしまう事もあるので、備忘録として、必ず「スマホの数字」は紙に書いておきましょうね。」「スマホの数字」を紙に書いて保管で、ご理解いただけたようです。

今日の教訓

「相手がわかってるかどうか、雰囲気だけで判断してはダメ。同じ話を言葉を変えて何度も伝えることが大事。」

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