【「死に方がわからない」のは、おひとりさまだけじゃない?!】超具体的な終活指南本があるんです! みんな、終活一年生

【「死に方がわからない」のは、おひとりさまだけじゃない?!】超具体的な終活指南本があるんです!

こんにちは。終活プロデューサー(終活P)の池原充子です。毒親からひとり逃げて死にたい気持ちと障害を抱えながら懸命に生きている友人から勧められた本「死に方がわからない」(著:門賀美央子)。(注:自殺マニュアルではありません)

すごい。マジで。超具体的。だって、著者が「実際にやっている終活記録」なんだもの。めちゃめちゃ参考になります。これは、おひとりさまだけじゃなくて、全ての日本国民が読むべき終活指南本だと思いました。

そんなこと言ってもね~。俺には、私にはまだ先の話よね~。 と言ってVIVANTの見逃し配信を見ながら再考察しているそこのアナタ、よく聞いてください。私たちが住む日本は、今、どういうことになっているのか?

65歳以上の人がいる世帯は、49.4%(全世帯の約半数!)

出典:内閣府令和4年版高齢社会白書(全体版)(1)65歳以上の者のいる世帯は全世帯の約半数

単身世帯(一人暮らし)は、約38%

一番多いと思われていた核家族の三人世帯(夫婦二人、子供一人)約25%を越えて、日本の世帯割合トップとなっています。

出典:令和2年国勢調査 人工等基本集計結果 結果の概要

これ、どういうことなのか?というと、単純に、だれでも「おひとりさま」になる可能性があるということ。つまり、日本国民総おひとりさま予備軍なんですよね。

ん?まだピンとこない? 子どもがいても、成長すると、巣立っていく。 家には夫婦二人が残される。 もしくは、熟年離婚するかもしれない。 そしてどちらかが先立てば、必然的におひとりさまになる。 って話をすると、

大丈夫。俺が先に死ぬから。後はカミさんに任せた。

って昭和の無責任男全開になる人が少なからずいるのですが、どっちが先か?なんて、誰にもわかりませんよね。

この本を勧めてくれた友人が常に言ってることが、この国では、医療も介護も看取りも「家族」がすべての基準になっている。家族がいない「ひとり」の人間は、安心して死ぬこともできない。と。「死に方がわからない」にも全く同じことが書かれていました↓↓

 ところが、法治かつ自由主義国家で、稀に見る長寿社会となったわが21th century Japanにおいては、そうそう簡単に死ねないシステムが出来上がってしまっているのだ。しかも、これらのシステムは「家族親族」の存在を前提に形作られている。

これが、私を大いに困らせている原因なのである。

なぜなら、私には、死に際の面倒を見てくれるような家族親族がいない。いや、この言い方だと少々不正確だ。「平均寿命程度まで生きると仮定して、その頃には死に際の面倒を見てくれるような家族親族は誰もいなくなっている」が正しい。

私は独身、子なし、兄弟姉妹なし。現在生きている三親等以内は全員年上という境遇だ。逆縁にならない限り、私を中心に数える「親族」は私でラストワンになるのが確定している。

死に方がわからない はじめに P.8

「もう笑うしかない」けど、「笑ってばかりもいられない」と気づいた著者は、「やるだけのことはやってあるから、まあなんとかなるだろ」と安心しながら死んでいくために、 美しいフィニッシュを迎えるために必要な情報を集め、知識をまとめ、一つ一つ実行していこう、と。体も頭も、多少鈍いながらも正常に動いている今のうち、可及的速やかに。

心が定まった私は、とても清々しく凛々しい顔をしていた、はずである。 (出典:死に方がわからない はじめに P.9)

よっしゃ、と自分の終活に動き始めるんですね。ここ、めっちゃ大事なところ。世の中には、「終活セミナー」が日々どこかで開催されていて、たくさんの方が参加しているはずなのに、「実際にやってみた」という人が、まだまだ少ないのが現実です。

きっと、それは、話を聞いただけではやり方がイマイチわからないからで、そういう方には、この「死に方がわからない」という本は、まさにピッタリの終活バイブルだと思います。とはいえ、実務を解説している難しい本ではなく、自分の感情も織り交ぜながら、面白おかしく読みやすいテンポで書かれているので、終活にアレルギー的なものを感じている方でも絶対楽しめます。予想通り私も付箋だらけになりました。

エンディングノートや死後事務手続のことなども詳しく書かれていますので、実際のところが知りたい!という方、是非読んでみてください。

「よし、自分もちょっとやってみようかな」と思ったら、終活の最適ツールエンディングノートをゲットするのがいいですよ。

どれがいいかわからない、という方は、本屋で買わなくても、無料で入手できるものもあるので、終活プロデューサーの私に聞いてみてください。きっと、終活のモヤモヤが超スッキリしますよ!

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