【お母さまは、三途の川は渡れないと思いますよ。】住職に断言された理由とは?! みんな、終活一年生

【お母さまは、三途の川は渡れないと思いますよ。】住職に断言された理由とは?!

こんにちは。終活プロデューサー(終活P)の池原充子です。無料終活相談(終活サポート0120-432-040平日10時~17時)を受けていると、本当に「人間関係のもつれ」を実感します。葬儀、お墓、相続、すべての問題の根本は人間関係に行きつきますね。もめごとのない家庭なんてないと思いますが、ある程度のもめごとなら、家族またはそれに近い誰かが、クッション役になって仲裁してくれるケースが多いので、表沙汰にならないんです。

しかし、こと、終活がらみなると、どうもクッション役が不在になってしまうらしい。なぜでしょう?

  • 勉強なら、学校や塾の先生に頼ることができる。
  • 仕事なら、同僚や上司に相談することができる。
  • 恋愛なら、友だちや友達の友達など、他人の方が話しやすいかも。
  • 離婚なら、法律の専門家を交えるのもアリ。

でも、終活は?誰に相談する?って聞かれたとき、とっさに誰か、頭に浮かびますか?そうなんです。「誰に、何を、聞いていいかわからない」という方が本当に多いんですよ。

だから、無料終活相談に電話してくる方は、とにかく「何が聞きたいのかわからない」という人が非常に多いです。 怒りや混乱で興奮してたり、 絶望でなにから手を付けていいのかわからなかったり、 この電話の人、信用できるの?と強く疑ってかかったり。

心の中のウミを吐き出したいから、最初は、脈絡なくしゃべる方が多いので、まずは、落ち着いてお話聞きましょう、という態度を見せる(電話だから声ですが)ことで、相談者さんと一緒に、ゆっくり聞きたいことを整理していきます。

先日も、本当に混乱されていて、 「おじさんのお葬式に参列してもいいのか?その時、叔母になんと声をかければいいのか?ご愁傷様?」 といきなり聞かれました。何のことか、わかりませんよねぇ~。 (ちなみに、おじさまはまだご存命でした。もしもの時の話ですね)

きっと相談者様は、電話かける前に、ご自分の頭の中ですごくたくさんシミュレーションして、おしゃべりしてたんだと思います。まるで私は、その頭の中の会話に途中から参加したような錯覚を覚えました。

じっくりお話を聞いていると、親子関係、兄弟関係が非常にもつれており、お母さまから「私の見送りは弟だけでいい」と絶縁されて絶望したので、お母さまの姉である叔母様に電話で経緯を説明したら、叔母様からも、「忙しいからもう電話をかけてくるな」と言われたそうで。 なんか、the孤立です。悲しい。

お母さまからは相当な虐待を受けていた過去があり、度々叔母様にも相談していたそうですが、 そんなことを言われても、母は母。娘は娘。

やっぱり母の最期は見届けたいという切な願いは、すごく分かります。すがるような思いで、お寺さんにも相談したようなのですが、お母さまは、色々な悪行を重ねてこられたご様子で、ご住職に、 お母さまは、三途の川は渡れないと思いますよ。 と言われたと。 お前は、細木数子かっ! なんという、爆弾発言。

三途の川は渡れない=成仏できない=地獄へ落ちる、という意味ですね。 まさに、傷口に塩を塗り込むような言葉。一ミリも慰めになってないし。 (こういう場合、じゃあ、成仏してもらうにはどうすればいいか?と聞くと、供養が必要ですね。お布施を。⇒という流れになりますので、ご注意)

こういうご相談は、具体的な解決策がないので、1時間ほど話を聞いた後、

  • お母さまがそんな風に強い口調でいうのは、まだ元気だから。年と共に弱ってくると、気持ちが変わるかもしれない。時間が解決してくれることもある。
  • 長い間こじれていた関係をすぐに戻すことは無理だと思うので、今は、自分の家庭(ご主人と息子二人)を大切にすることに重きを置く方がいいのでは?お母さまのことは、精神的にも距離を置いて考えないようにする方がいいかもしれない。
  • お母さまの言葉は、なるべく気にしないように。執着しすぎると、相談者様の心に負担がかかる。

と言ったことを何度かお話させていただき、だんだんと落ち着きを取り戻されたご様子でした。最後に、 「ずっと不安だったんです。本当に安心しました。長い時間ありがとうございました。電話してよかったです。」 と言って電話をお切りになられました。 もはや「心のよりどころ」的な立ち位置の無料終活相談。

お電話の中で、「母が弟に全財産渡すという遺言書を書いてるかもしれない。その時は、遺留分を請求する!」とおっしゃっていたので、もしそういうことがあれば、正当な権利なので、請求すればいいですよ。とお伝えしました。

自分の人生だから好きなように生きればいいんですが、親の言葉は、いくつになっても、子どもの心に深く残ってしまうという事だけは、覚えておいて欲しいと思います。

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