【「100%の人生だったよね」と語り継がれる死に方】って、どんな死に方?!異国で急死の顛末は?! みんな、終活一年生

【「100%の人生だったよね」と語り継がれる死に方】って、どんな死に方?!異国で急死の顛末は?!

友人のおじいさんが、ずっと昔、異国で亡くなったことは知っていたけど、まさかそんな顛末だったとは!

こんにちは。終活プロデューサーの池原充子です。

十数年ぶりに会った高校時代の友人たち。 まぁ、しゃべる、しゃべる。 朝11:30予約していたお店に入り、出たのが午後4時前。つもる話が・・・って、 つもりすぎやろ。

というツッコミはさておき、「友人Cのおじいさんが海外で亡くなった」という話は、高校時代に聞いて知っていたのですが、今回改めて話を聞いてみたら、もう、あっぱれ!としか言いようがない、お見事な最後でした。

40年ほど前、友人Cのお母さんとおじいさんは、親子二人でパリ旅行に出かけ、そこでおじいさんが急死されたのです。 パリですよ? 異国ですよ? 急死ですよ? パニックですよね?

ツアーの全工程を終え、最終日の夜は、美味しいワインを飲みながら、 おじいさん:「イタリアでは乾杯の事なんて言うか知ってるか?〇ン〇ン言うんやでぇ~」 友人Cのお母さん:「もう、お父さん、パリまで来て下ネタ言うのやめて。」 と、他のツアー客も楽しませて、ベッドに入りました。

翌朝、友人Cのお母さんが朝起きて、隣で寝ていたおじいさんに声をかけても起きないので、 「もぉ~、お父さん、いい加減にしてよっ! こんなとこで死んだふりするの、止めてっ!」 そうなんです。

おじいさん、普段から、よく、 死んだふりしてたらしいんです。 (悪趣味やなぁ~) だから友人Cのお母さんは、最初おじいさんの悪ふざけだと思ってたんですが、ホントに息をしていないとわかって、頭が真っ白に!

こういう時、どうしたらいい? 一瞬パニックになりましたが、幸いにもツアーには添乗員さんが同行していたので、事情を説明し、現地警察が出動しておじいさんのご遺体は警察へ。しかし、事件性はないと判断され、帰国してもOKということになりました。 帰ってもええよって、言われても。

友人Cのお母さんは、きっとこういう心境だったと思います。だって、ご遺体のまま日本へ連れて帰るには、多額の輸送費がかかりますから。手続きだってどうすればいいのかさっぱりわからん状態でしょうし。色々考えた結果、パリで火葬することにして、ご遺骨とともに日本に帰国しました。

日本で留守番をしていた、当時小学校3年生だった友人Cとおばあさんは、あまりに突然のことで信じられないまま葬儀の運びとなり、わらわらと集まる親戚一同の対応をします。 みんな突然のことで、さぞかし悲しみに暮れているだろうと思っていたら、

  • 「パリに行きたい行きたいって言うとった。死ぬ前に行けてよかったなぁ~」
  • 「満州で苦労したから、最後にいい思い出ができてよかったなぁ~」
  • 「思いついたら即行動する人やったからなぁ~」
  • 「そういえば下ネタ好きやったなぁ」
  • 「死んだふりもうまかったよなぁ」

悲しむどころか、おじいさんの思い出話に大輪の花が咲き、会場からは、 「もう100%の人生や。あいつらしい。よかったな。」 という声が聞こえたそうです。葬儀の席で、こんなにも絶賛される生き方をしたおじいさん。

これほどあっぱれな人生はないのではないでしょうか? 人の一生はいつ終わるかわからない。 だからといって、今すぐやらなきゃ!と焦る必要もない。 でも、今生きていることは、当たり前じゃない。だから、終わりを意識して生きるってことが大事なんじゃないかと思います。

やりたい事はあるんだけど、ちょっとまだ今じゃないかなぁって思ってることがあるなら、忘れないように、ちょこっと書き残しておいて、無理なくご自分のタイミングで進めましょう。だって、自分の人生なんですから。

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