終活のお役立ちニュース "山田養蜂場が実施、「認知症」に関する意識調査"
認知症に関する意識調査の結果
株式会社山田養蜂場が、「認知症」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。この調査は、2018年11月から2019年2月までの期間に、首都圏に在住する13才~74才の男女928人を対象として行われたもの。
まず、全年代を対象に「もの忘れ」の自覚の有無を調査したところ、男性は60代から、女性は40代から「もの忘れ」を自覚し始めるということが分かった。
「もの忘れ」の自覚は、男性は50代ではおよそ3割だが、60代では倍の6割以上に達する。また、女性の場合は年代が上がるにつれ緩やかに割合が高まっていく。
この結果は男女の就業率とも比例している。男性は定年で、女性は妊娠・出産などで就業率が低下傾向となる時期に「もの忘れ」を自覚する、という可能性が考えられる。
さらに、「認知症」に対する印象では、40代以上の男女のうち、59%の人が認知症を「恐い」と感じていることが分かった。
認知症は「恐い」、しかし何もしない人は過半数
「もの忘れ」の自覚は男女ともに50代以降は3割を超え、自覚の有無に関わらず「認知症」を恐いと感じている。
しかし、その認知症の「予防」については、40代男女のうち58.1%、全体では70.1%の人が「特に何もしていない」と回答するなど、対策不足が顕著となった。
2019年6月20日に警視庁が発表した「平成30年(2018年)における行方不明者の状況」によると、2018年に認知症が原因で警察に行方不明届が出された人は、1万6927人に上った。これは、前年2017年よりも1064人増え、6年連続で過去最多を更新した。
統計を取り始めた2000年の1.7倍にもなるこの数は、超高齢化社会と呼ばれる日本において「認知症は他人ごとではない」ということを示している。
かつて認知症は原因不明で予防法も治療法もないと思われていたが、現在では患者それぞれに合ったオーダーメイド型の予防・治療を行う「リコード法」が話題となるなど、認知症予防・治療も新たな局面を迎えている。
日本でもリコード法に基づいたサプリメント開発が進んでいるが、まずは食事や睡眠など生活習慣を見直して、自身でも認知症に備える必要があるだろう。
(画像は山田養蜂場のプレスリリースより)
▼外部リンク
山田養蜂場
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