終活のお役立ちニュース "朝ドラで注目!「生前葬」の特徴と、開催の注意点。"

生前葬とは?

2019年3月に惜しまれつつも終了したNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」。その劇中でヒロインの母親が生きているうちに葬儀を開く「生前葬」を行ったことが話題となっている。

その存在は広く周知されているものの、実際に生前葬を行う人はまだ少ない。

生前葬を実際行った人たちの多くに共通しているのが「生きているうちに感謝の思いを伝えたい」という気持ちだ。人生の節目において、それまでお世話になった人たちに自ら感謝を口にし、自ら別れを告げる。それは死後にはできない。

また、生前葬にちゃんとした形式はなく、パーティーや宴会といった楽しく明るい雰囲気で行われることが多い。死後の葬式と違い、一般的には宗教色はほとんどなく棺や祭壇を置くことも少ない。

さらに、生前葬を行う本人のこれまでの人生を振り返るような写真や物品を展示することが多い傾向にある。それは参列者とともに思い出を語り合うのが目的の1つだからだろう。

生前葬の準備と注意点

残された家族だけに負担をかけたくない、という思いから生前葬を行う人も少なくない。しかしその家族の理解を得られなければ開催すらままならない。まずは自分の気持ちをはっきり伝え、理解してもらう必要がある。

会場や費用は規模にもよるがホテルや葬儀場などで行うのが主流で、20万円から200万円くらいと金額の幅が広い。また、香典や服装などのルールは特に定まっていないので、案内状に詳しく記載し参列者を悩ませることがないようにしたい。

生前葬を行った人が亡くなったときには、家族だけで密葬し、その後生前葬に参列した人たちに死亡通知を送ることが一般的となる。だが、生前葬を開いてから長い時間が経っているなど遺族の気持ちによっては従来の葬儀を執り行うこともある。

菩提寺に墓がある場合は無宗教形式の葬式によって今後の付き合いに影響が出るおそれもあるので注意が必要だ。

生前葬は1からすべて決めなければならない面倒さもあるが、自分の望み通りの葬儀を開催できるという最大の良さもある。

この記事について詳しくは、一般社団法人「終活・相続の窓口」HPに掲載されている。

(画像は写真ACより)

▼外部リンク

一般社団法人「終活・相続の窓口」
https://syukatu.net/

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