東京都品川区 FP事務所「ゆめプランニング」の代表ファイナンシャルプランナー 大竹さんにインタビュー

終活サポートでは、終活の基本から医療や介護、生前整理、遺言、葬儀やお墓のことなど、実に幅広い分野の情報を取り扱っていますが、
今回はお金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)へのインタビューをお届けします。

お金に関することって、なかなか考えるのが気が重いですよね...!
今回のインタビューでみなさまがお金に対しての良い向き合い方ができるきっかけになれば幸いです。

FP事務所「ゆめプランニング」の代表ファイナンシャルプランナー大竹さんにインタビュー

東京都品川区 FP事務所「ゆめプランニング」の代表ファイナンシャルプランナー 大竹さんにインタビュー01

今回は東京都品川区のFP事務所「ゆめプランニング」の代表ファイナンシャルプランナーである大竹さんにインタビューする機会をいただきました。それでは行ってみましょう!

FPとしての活動を始めたきっかけはありますか?

本当にひょんなきっかけなのですが、私はバブル世代なので、入ってきたお金は全部使う世代だったんですね。産休中に時間があり、とりあえず何か勉強してみようと思い、教育給付金を使って取得したのがFPだったんです。当時は、FPを仕事にするとは、まったく予想していませんでした。

そうしますと、以前は違うお仕事をされていたんですか?

以前は金融系(証券会社、銀行)で働いてはいたのですが、バックオフィス部門で、お客様と接する機会はなく、本当にFPとはかけ離れた仕事をしていました。

大竹様が現在行っている業務内容について教えてください。

FPのお仕事って本当に幅広いんですよ。 今でいうとNISAだったり、金融商品についてもありますし、その他は保険や不動産、税金のほか相続などさまざまなカテゴリーがあります。

つまりは、暮らしの中で役立つお金の知識を活用し、様々なお客様の不安や悩みを安心に変えていくのが私の仕事と言えます。一緒にお客様のマネープラン、さらには「人生の生き方」についてもお話し、一緒に考えるパートナーという立ち位置でお仕事しています! ですので、お客様とは色々な話をしますよ。

異なるお客様1人1人の正解を見つけることって、すごく大変だと思うのですが、お客様と向き合う際に心がけている点はありますか?

私自身、それなりに年を重ねたことで人生経験も培ってきたので、 相談者様の立場に立って、

  • どうしたいのか
  • どんなことが好きなのか

という所から考えて、寄り添えるように意識しています。

おっしゃるとおり正解はないので、

  • Aパターン
  • Bパターン
  • Cパターン

など複数の選択肢を挙げた上でどのパターンが好みかをお客様に聞いてみたりして、少しづつお客様の志向を理解するようにしています。

お客様からはどのようなご相談を受けますか?

私には20~90代まで幅広くお客様がいるのですが、20代の比較的若い方たちはこれから先不安なこと、予測できないことを目の前にどのように生きていけばよいのか…という相談が多いですね。 そういう若い方たちは資産形成の手段としてやれることが多くあるので、様々な選択肢を紹介しています。

30~40代の結婚して子供が出来る、住宅を購入するなどのライフイベントに差し掛かっている方に対しては、具体的な数字やシミュレーションを駆使してお話をすることが多いです。 そうすると具体的なマネープランがイメージができるので、漠然とした不安が安心に変わります。

50代~60代になると定年が見えてきて、これから先のセカンドライフを考えるという段階になるので、老後の資金も含め、資産が枯渇、破綻しないようにアドバイスしています。

また、50~60代の世代になると親のことも考えなくてはならないため、ご両親の状態をお伺いした上で、相続などの課題についても一緒に考え、ご両親も巻き込んでいくという流れになります。

両親も巻き込んでいくとなると大変な気もしますが、うまく巻き込む秘訣はありますか?

そうですね。 今のシニアの方々の世代でいうと、まだまだお金に向き合えていないという方もいらっしゃって

  • 「相続なんてまだ考えなくていい」
  • 「うちはまだ大丈夫」

と思っている方も多いので、そういう方たちにはエンディングノートをさらっと渡して「暇だったら書くようにFPさんが言ってたよ!」とお伝えいただけるように仕向けています。

なるほど。そういうことは時間がかかりそうですものね。

本当に時間がかかります。 一方で、そういうことは急いではいけないことなので、徐々に徐々に向き合えるように仕向けたほうがいいですね。

20代の方たちも相談に来られるというのもすごいですよね。

20代の方たちはとにかくインターネットから入手している情報量が膨大なので、逆にこちら側が驚くこともしばしばありますよ(笑)。

一方で、多くの情報に触れすぎていることで何が自身にとっての正解かわからず、情報の取捨選択に迷われている方が多い印象ですね。そもそも、税制にしても社会保障制度にしても、様々な家族構成や環境に置かれた人たちを考慮した制度として存在しているので、

  • ただし〜とする。
  • 例外として〜もある。
  • 〜の場合は、〇〇。

といった条件が非常に多いんですよ。 それらを一般の方が細かく全部知ることは現実的ではなく、そもそもその方の人生にとって意味がなかったりするので、一人ひとりの相談者様のライフプランに合わせて必要な情報だけを整理してお伝えしています。

目まぐるしく時代が変わっているにもかかわらず、若い世代の方の相談を受けられるってすごいですね。

ありがとうございます。 どうしても若い方たちに対してはお母さんのように接してしまいますね。 ただ、母親の話って素直に聞かないので、どちらかというと「友だちのお母さんだと思って相談してね」というように伝えるようにしていますよ(笑)そういうスタンスで話をすると、若い方たちも話を聞いてくださるので、私も楽しいですよ。

お客様から頂いたお声の中で大竹さんの印象に残っている声はありますか?

私がFPとして本格的にお仕事をする前の話に遡るのですが、FPの資格を取得してから10年後くらいにFP協会のイベントにがあり、そこでたまたま無料相談員として参加することになりました。 当時は勉強していた頃から長い時間が経ち、知識もだいぶ薄れていた時なので、イベントの直前3ヶ月ほどで付け焼き刃的に知識を詰め込んで臨んだんですよ…

このような経緯もあり、知識も経験も不足している中で相談員としてアドバイスをすること自体に申し訳なさを感じながら参加していたのですが、そんな私に相談してくださった方が「今日は来てよかった」「相談してよかった」と言ってくださったのが私にとって今でも大きな財産になっています。

それは嬉しいですね。

はい。私はその時に自分の人生が変わったと思っており、その時のお客様のお声がなければ、今こうしてFPとしてお仕事していなかったと思います! 当時はFPとしての知識・経験がほとんどない中でアドバイスをしたという申し訳ない気持ちを感じた反面、もっとFPとしてのスキルを磨いて人の役に立ちたいと思ったことが今に繋がっています。 なので、そこからはちゃんと勉強するようにしていますよ(笑)

素晴らしいエピソードをありがとうございます...!ちなみに、終活サポートらしい質問も少々させていただくと、相続関連の相談は多いですか?

相続というよりは、70~80代くらいの方でしたらこれからのライフプランに関する相談が多いですね。 ご自身の老後資金とのバランスを鑑みて、お金をお子さんやお孫さんに渡して良いかどうかとか、、そういう相談が多いです。老後資金についても枯渇しないようにしっかりシミュレーションしてみると見えてくるものがたくさんあって、相続に回せるお金と回すべきではないお金の棲み分けができます。

そこから相続対策に話が進むことはありますが、相続という分野に特化した相談というのはあまりないですね。

たしかに、どの程度日常生活でお金をつかって良いかってわからないですもんね。。

そうですね。逆に「怖くて使えない」という方も結構多いですよ、、、! そういう場合でも細かくシミュレーションしてみたら

  • もう少し使ってもいい
  • 質素な日々を送るだけではなく、たまには旅行にも行ける

などといったアドバイスを送ることもできます。

なるほど!確かに資産を取り崩す恐怖ってありますよね、、

そうなんですよ! シニア世代は「資産が目減りしていくのが怖い」という思考にもなりがちですが、そういう思考になりすぎるのももったいないです。 お金は使いすぎは良くないですが、使わなすぎるのももったいないですからね。

人生100年時代なので「100歳まで生きること」を前提としたマネープランニングも積極的に提案していますよ! お客様の多くが「いや、私は90歳まででいいよ…」などとおっしゃるのですが、「もし100歳まで生きちゃったらどうするの?」っていう視点もありますので,,,!

なるほど、、!なんだか私たちも勉強になります。大竹さんに相談するとなんだか楽しそうですね。笑

ありがとうございます。 私のところで相談した方はみなさん「楽しかった」と言って帰って行ってくださることが多いんですよ(笑) そうだ、、 先ほどの質問の回答に戻るんですが、もう1つ「印象的なお客様の言葉」がありました!

それ、ぜひお聞かせください!

「品川区の中学校事情が分かって良かった」というお声です。 私はお客さんとお金に関すること以外にも本当にいろいろな話をするのですが、その時は中学受験を控えたお子さんがいらっしゃるご両親がお客様でした。 私は長く事務所の拠点にしている品川区関連の話題には特に詳しいので、 お客様に

  • ここの中学校は評判がいい..
  • この中学校の倍率は高い

といったお話をしたところ、すごく喜んでいただけました^^

なるほど、、地域密着のファイナンシャルプランナーさんだからこそできるお話もあるんですね。笑

はい!人の悩みは家計やお金に関することだけとは限らないので、そういうお話も大切にしていますよ。笑

素晴らしいですね。本日はたくさんのお話をありがとうございます。最後に、FPへの相談を検討している方へメッセージをお願いします!

お金のことって、自分の中で抱えがちで、周りの人に相談することを躊躇してしまうと思うのですが、FPに相談すると見えてくることがたくさんあるので、まずは気軽に相談してください。 是非一緒に考えていきましょう^^

インタビューを終えて

いかがでしたでしょうか?

人生100年時代と言われる現代においては、お金のプランニングも全世代の方にとって必須といえるのではないでしょうか。 今回は、そんな現代で20代〜90代に至るまで幅広い方たちのファイナンシャル・プランニング(いや、ライフ・プランニングというべきでしょうか…)を精力的に支援する大竹さんのインタビューをお届けしました。

とにかく気さくになんでもお話してくれる方なので、気になった方は相談されてみてはいかがでしょうか。^^

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