【もし目の前で人が倒れたら?!】無料で受けられる普通救命講習会で、あなたも命の恩人になれるかも?! みんな、終活一年生

【もし目の前で人が倒れたら?!】無料で受けられる普通救命講習会で、あなたも命の恩人になれるかも?!

こんにちは。終活プロデューサーの池原充子です。ようやく受講することができた「普通救命講習会(無料)」。ずっと受けようと思っていたのですが、最初に申し込んだ日から、もう2年以上も経っていた。きっかけは、以前見た夢。

夢の内容:お風呂に入ろうと思ったら、お風呂に電気がついていたので、「誰か入ってる?」と実家にいるはずの母に聞いたら、「●●(娘の名前)が入ってるよ。もう1時間ぐらいはいってるわ」と言ったのですが、お風呂がシーンとしていておかしいな?と思ってドアを開けたら、お風呂の下に沈んでる娘の姿が(!)(夢の話です)仰天して、娘を引っ張り出して、心臓マッサージしようとしたのですが、お風呂に入っていたはずなのに、体が冷たくて、肌も緑色になっていて、「うわぁ~!!!救急車!!」と叫んで目が覚めました。

ほんとにリアルな夢だった・・・。 心臓がどきどきして、しばらく寝られませんでした。よく考えてみると、私、心肺蘇生の仕方知らなかった(汗。これは、天からの声だと思って、早速「普通救命講習会」に申し込みました。

このリアルすぎる夢を見て、すぐ「普通救命講習会」に申し込んだのですが、急な仕事が入って、やむを得ずキャンセル。今日ようやく受講することができて、いやぁ~今まで何事もなく、正夢にならず、本当に良かったと安堵しました。

WEB講習もあったのですが、やっぱりリアルで(人形ですが)やってみないと。動作とか感覚がよくわからないんですよね(案の定、思っていた以上に力が必要でした)。今日は、心肺蘇生とAEDの使い方を3時間かけて学びました。

小さな講習会

私の隣で倒れた方、安心してください!私が助けますから! 講習でいただいたテキストの一番最後のページに、こんなことが書かれていました。

「救命処置と意思表示」

がんや慢性疾患などの終末期の人や加齢により心身が衰えている人の中には「救命処置を受けずに安らかな死を迎えたい」と望む人もいます。このような人にも、その思いにできるだけ沿って周りの人が対応するのが理想でしょう。救命処置を望まない場合に周りの人が適切に対応するにもまた十分な準備が必要です。

救命処置を望まない人は、その思いをしっかりと意思表示することが重要であり、その思いについて家族やかかりつけの医師などと十分に話し合うことも大切です。このようなプロセスを、「アドバンス・ケア・プランニング」や「人生会議」と呼びます。本人が救命処置を望まなくても、要請を受けて現場に駆け付けた救急隊員は、原則として救命処置に取り掛かることになります。

周りの人にも、いざというときにあわてて救急車を要請しないような心構えなどが求められるでしょう。救命処置を望む人にも望まない人にも、適切に対応できる社会の実現が望まれます。(応急手当講習テキストP.42より)

今回の講習では、この項目を取り上げることはなかったのですが、そこは終活プロデューサーである私。見逃すわけはありません。さらっと触れてますが、

  1. 救急処置を望まないという意思表示
  2. 家族やかかりつけの医師と話し合う
  3. いざというときあわてて救急車を要請しないような心構え

という、めちゃくちゃ重要なことが書かれています。これが、いわゆる「人生会議(ACP)」という非常に大切な話し合いなんですね。「人生会議をやっている」のか「やっていないのか」でどのような違いが出るのか?を以前実例でご紹介したのが、こちら↓

「もう20年も前になりますが、私がアメリカで働いていたときの事。同僚のお父様が末期がんで、病院と自宅療養を繰り返し、お母さまが献身的に看護していらっしゃったのですが、いよいよ、というときに、救急車をよんでしまい、最後の瞬間に寄り添う事ができなかったと、すごく後悔されていたんです。そのお母さまが、「最後に、ありがとう、と言って欲しかった」とポツリとおっしゃったそうです。

長い間、お父様の面倒を見てきて、最後まで感謝の言葉を言ってもらえなかった。何か残ってるかも、と探したけど、日記などもなく、最後は家で死にたいと言っていたお父様の望みも叶えてあげることができず、お母さまは、本当に憔悴しきっていたそうです。」

巷では、「ピンピンコロリ」が理想の死に方であるような風潮がありますが、何の準備も、根回しも、共有もせずに急死すると、理想的どころか、残された家族は悲劇的な状態になります。「ピンピンコロリ」を実現するためには、まず、

  1. ご自身の意思をご家族や関係者と共有
  2. かかりつけ医、訪問医療(在宅医)を見つける
  3. 在宅死の場合、死亡診断書を書いてもらえるか確認する

この3ステップが必要です。そして、お話した内容を、エンディングノートに書いておくことを忘れずに。そこに同席していない家族、親せきと揉めないように書き残しておくのがベストです!

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