【お金は生きてるうちに有効に使え!】多すぎるお金が呼び起こす悲嘆とは?! みんな、終活一年生

【お金は生きてるうちに有効に使え!】多すぎるお金が呼び起こす悲嘆とは?!

先日、女性だけの大喜利「まっちゃんねる」に出ていたNMB48渋谷凪咲ちゃん。さすがの名回答の連続で感動すら覚えてたんですが、その中の一つのお題がコチラ↓↓

まっちゃんねる タレント編

「かわいくないことを かわいくいってください」というお題で、渋谷凪咲ちゃんが出したフリップが「超高齢化社会」。えっ?!超高齢化社会って言葉を知ってることも、まずびっくり↓↓

まっちゃんねる タレント編 渋谷凪咲ちゃん

(まっちゃんねる タレント編 渋谷凪咲ちゃん)

そして「超高齢化社会」と書いて、読み方が、「めっちゃ長生き。元気もりもりジャパン!」って、超ポジティブで、惚れてまうやろっ! いやぁ、皆さん。

私たちが完全に忘れてるのは、この視点と違いますか?「長生きリスク」とか、「老後2000万円不足問題」とか、言いたい放題不安をあおられて邪魔者扱いされてますけど、高齢者と言われる方も、実は非常に元気な方が多い。

日本に限っては、高齢者は75歳以上にした方がいいじゃないか説も出てるほど(知らんけど)。 実際、厚生労働省のデータを見ればわかりますが、80歳を過ぎて介護が必要になるのは、約43%。80歳以上の約半分以上は自分で生活できる(介護が不要)のが日本のシニアの実態

介護認定者数 65歳以上人口 介護割合
約698万人 約3,640万人 19.2%
介護認定者数 80歳以上人口 介護割合
約519万人 約1,206万人 43.0%

(厚生労働省 都道府県別要介護要支援認定者数 令和4年3月末現在)

そんなことを考えていたら、先日のエンディングノート講座【相続編】の受講者

Aさんが、ぼそっと一言、「母は、本当に幸せだったのだろうか?人生を楽しんでいたんだろうか?」と思ってしまって・・・」

Aさんのお母さまは、95歳で大往生を遂げたのですが、生前に一切の終活を拒否し、何も教えてもらえなかったと。しかし家探ししていたら、通帳が3つと、どうやらずいぶん昔から積み立てていたらしい定期預金の証書が出てきた、というのです。

そして、その定期預金には、AさんとAさんのお兄さんが驚くほどの金額が入っていたそうで(相続税がかかる額ではなかったが)、「母が何か娯楽を楽しんでいたところを見たことがないし、贅沢するわけでもなく、何が好きだったのか、もよくわからない。本当に幸せだったのか?とこの定期預金の金額を見て複雑な気持ちになりました。

激動の昭和を生きてこられた皆さんは、ただ生きることに必死で、堅実で、倹約家の方も多いです。良妻賢母だったであろうAさんのお母さまのような方は、ただひたすらに「家族のために、子どものために」生きてこられたのではないか?

家族の幸せ=自分の幸せ

という構図が目に浮かびます。そこには、自己犠牲という認識はなく、ただ純粋に、 「家族が幸せそうにしている姿を見ているのが、妻であり母である自分の幸せ」 だったのでしょう。

しかし、娘であるAさんは、お母さまから終活や金銭に関する話し合いを拒否され、お母さまの思いを共有することができなかった。確かに、死後の事務手続きで苦労はしたけど、それよりも、お母さまの思いを知ることができなかった。それが非常に悔やまれる、とおっしゃっていたのです。

そして想定以上に残っていた定期預金の金額を見て、「残してくれたのは嬉しいけど、私も特にやりたいこともないし、使いきれるかどうか?こんなに残さずに、自分のためにもっと使って欲しかった」と。 親世代と子世代の考え方の違い、と言ってしまえばそれまでですが、Aさんの言葉を聞いて、皆さんはどう思われますか?

確かに、お金はあるに越したことはありません。お金がなくて困ってる人はいても、お金が有るから困ってる人に、私は会ったことがないです。ただ、お金はあの世まで持っていけません。それは皆さんご存じの通り(だから相続というものが発生します)。

この世で自分のために、家族のために、世の中のために使ってこそ、お金の価値が生きてくるのではないかと思います。 とはいっても、生きている間に全部使いきる方はなかなかいらっしゃらないと思うので、「どんな思いでどういう風にお金を貯めてきたのか。そんな努力の結晶であるお金を、どういう風に生かして欲しいのか。」その思いをしっかり子世代に伝えておくことも、親にしかできない大切な事なのではないでしょうか?

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