終活コラム "親世代・子世代の終活への思い"

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託す者と託される者、それぞれの思いを汲んだ終活を

親世代・子世代の終活への思い01

いまや「終活」という言葉も一般的なものとなりました。高齢化が進み、余生とよばれる期間が長くなったことで、自分の死を見据えて準備する人が増えているのです。その内容は多岐に渡り、入院や介護から、葬儀、お墓、遺言、断捨離など様々ですが、そこには、残される者、とりわけ子供たちに、迷惑をかけたくないという思いが共通してあります。

しかし、その思いはちゃんと伝わっているでしょうか。親世代と子世代でくい違いはないでしょうか。

終活をする上で一番忘れてはいけないことは、自身であれこれ準備しておいても、それを実行するのは残された者である、ということです。配偶者が他界していれば、子供たちが実行するのです。子供たちに自分のしている終活について話したことはありますか?せっかく書いたエンディングノートは、見つけられるところにありますか?自身の思いをしっかり伝えること、これが最も大事なことなのです。

そして、自身がよかれと思って準備していることが、本当に子供たちのためになるのか、改めて考えることも大切です。前もって準備したことが、かえって負担になることはないでしょうか?逆に、手間を省きすぎて、悲嘆から立ち直るプロセスを奪うことにならないでしょうか?

夫婦だけで又は自分一人で終活を進めるのではなく、子供たちとも共有し、子供たちの思いも汲み取りながら進めていくことが大事なのではないでしょうか。

親世代の終活への思い

親世代が終活を進めるその根底にあるのは、親や配偶者を見送った経験からの、手間や無駄を省きたい、とりわけ子供たちに迷惑をかけたくない、という思いです。そこには、これまで兄弟や親戚と繋がりながら家や地域の伝統を引き継いできた前世代と、親との別居が当たり前になり、兄弟も少なく親戚や地域との繋がりも薄い子世代の狭間で、煩わしいものは自分たちの代で片付けてしまおうという、この世代特有の親心があります。

そして、その親心ゆえに、多くの人が、子供たちに相談しないまま、夫婦で又は一人きりで、終活を進める傾向があります。

子世代の終活への思い

一方、子世代は、仕事や子育てなど多忙で充実した日々の中にあって、両親の老いや死についてはできるだけ考えたくない、というのが実際のところです。
ただ、ぼんやりとした中でも、財産はどれくらいあるのか、介護となればどうすればよいのか、お墓はどうするのか、葬儀にどれくらいかかるのか、など、気になっていることは多々あるはずです。
そして、本人の希望をできるだけ尊重したいという思いもあります。

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