終活セミナーとは、お墓や葬儀・相続・エンディングノートなど終活に関するプロを講師とし、セミナー形式で学ぶことができる場です。様々な企業や自治体が主催となり全国各地で行われています。

セミナーには講師の話を座って聞くタイプ（座学型）、実際に体験ができるタイプ（体験型）の2つがあります。

ある1つのテーマに絞って行うセミナーがほとんどですが、複数のテーマを1度のセミナーで扱うこともあります。あなたが知りたいと思っている内容かどうかを確認し、どんどん参加してみましょう。

終活セミナーの良いところは、プロの話を聞くという一方通行のままで終わらないことです。ほとんどのセミナーではセミナー後、相談できる場が設けられています。セミナーで疑問に思ったことはもちろん、今あなたが終活で困っていること、など自由に相談ができます。

終活セミナーでは何を学べるの?

終活セミナーで学べることは細かいことを含めると数え切れない程あります。セミナーで学べる内容は、お墓・葬儀・エンディングノート・相続・各種保険・生前整理などです。体験型では遺影写真の撮影や霊園見学、棺に入ってみるといったユニークなものもあります。

それぞれの項目については「参考コラム」をご覧ください。

セミナーで講師の説明を聞いて学べることはもちろんですが、終活セミナーで学べることはもう一つあります。それは、あなた自身に合った終活のしかたです。 どのセミナーも説明されることは一般的な場合の終活であって、あなたの事情とは少し違うこともあるかもしれません。そんな時はセミナー後に開かれる相談会で質問してみましょう。一対一の個別で対応してくれることが多いので質問しやすい状態になっています。セミナーはご自身の終活を進めるためのものです。積極的に質問してみましょう。

終活セミナーの活用のしかた

様々な内容の終活セミナーがあるけれど、何から参加した良いかわからず迷っている方はいませんか？

そんな方におすすめなのが、「なぜ終活をしようと思ったのですか？」という質問です。

「子供がいなくてお墓が心配だから」という答えならば、「子供がいないお墓の何が心配ですか？」と質問を続けます。「歳だからいろいろ整理したいと思って」という答えはならば、「整理したいいろいろなものは何ですか？」と続けてみましょう。

“何が？”や“なぜ？”を付けて質問を繰り返すと心配事が具体的になってくるはずです。そして、具体的になった心配事を解決できそうなセミナーから参加するのです。

極論を言うと、終活セミナーは何から参加しても間違いはありません。しかし、あなたが終活をしようと思ったきっかけのものが一番興味のある内容です。そして、一番解決したい問題なのです。その問題を一番先にクリアすれば肩の荷が下り、今よりも少し軽い気持ちで明日を迎えられるでしょう。

解決したい心配事がみえてきたら終活セミナーに参加してみてください。検索する地域の範囲を少し広げてみると、より多くのセミナー情報に出会えます。

親御さんの終活をお考えの方は、ご実家のお近くでも検索してみください。親御さんとご一緒にセミナーを受講されるのも、お互いのために良い機会となるでしょう。時代は超高齢化社会、見送る側も見送られる側も高齢という時代に突入しています。

親御さんのためだけでなく、ご自身のために、また、残される子供たちのためにも備えておくことが必要です。

また、終活セミナーに参加されたことがある方や、終活の備えは万全にしてあるという方も、定期的な見直しや情報収集をおすすめします。社会の変化と共に、数年前には考えもしなかった問題がどんどん現れています。

当サイトでは、全国各地の様々な団体による終活セミナーについて、検索・申し込みすることができます。また、当サイト内の終活に関する情報もあわせてご参考ください。時代の流れにあわせて変化する問題やニーズにあわせて、終活の準備をしておくことが大切です。

とはいえ、終活は、老後や死後のためだけに行うものではありません。晩年の人生をより豊かでより安心できるものにするための、自分のための活動でもあります。

人生80年といわれていた時代は終わり、人生100年といわれる時代に向かっています。

終活セミナーをきっかけに、外に出かける機会をもち、新しい情報を得ることで、新たな興味や生きがい、交友関係などを見つけられるかもしれません。終活セミナーをこれからの人生を輝かせるためにもぜひご活用ください。

終活セミナー後記

大阪府吹田市役所様からの終活セミナー講演のご依頼（2024年9月）で登壇させていただきました。受講者の方からのアンケート結果を紹介させていただきます。