gooddo株式会社の石田さんにインタビュー

こんにちは。終活サポートのインタビュー担当、村田です。
「終活」というテーマに関連するお仕事をしている方に幅広くインタビューをしておりますが、今回は社会貢献プラットフォームである「gooddo」を運営し、最近では「遺贈寄付ガイド」というサイトをリリースしたgooddo株式会社の石田様にお話を伺いました。

gooddoさんの事業について教えてください。

gooddo株式会社の石田さんにインタビュー01

当社の取引先は主にNPO・NGOといった社会貢献団体です。私たちが行っているのは、寄付を通じて社会貢献をしたい生活者と寄付を求めているNPO・NGO法人をWEB上でつなげる事です。

なお、寄付の種類は大別して以下の2つがあります。

  1. 都度寄付(震災などが起こったその時々の状況に応じて寄付をすること)
  2. 継続寄付(毎月定額をクレジットカードや銀行引き落としで継続的に寄付すること)

私たちは主に、ネットを通じて『継続寄付者を獲得したい団体』と『寄付によって団体を支援したい生活者』のマッチングをサポートしています。

ありがとうございます。会社としての理念や設立経緯があれば教えてください。

当社では「いいこと、しやすく。」という理念を掲げており、一人一人が思う「いいこと」を、ひとりひとりが「しやすく」することで、少しずつ良い未来を目指していきましょうという考え方を持っています。

多くの生活者に「自分がやりたいと思っている“いいこと”と出会える機会」を提供すること、また出会う(=知る)だけではなく、気軽に行動できるきっかけを提供し続けることを目指して日々取り組んでいます。

なるほど。そうした理念が現在の事業展開にも繋がっているのですね。最近新しく公開されたWEBサイト「遺贈寄付ガイド」についても教えていただけますか。

遺贈寄付ガイドは、遺贈寄付ができる寄付先を検索できるサイトです。 遺贈寄付を希望する生活者と寄付先となる団体をつなげる役割を担っています。

遺贈寄付とはそもそも何でしょうか?

遺贈寄付とは、個人が遺言によって遺産の一部や全部を特定の団体や個人に寄付することをいいます。 具体的には、生前に遺言書を作成し、亡くなった後に財産を公益法人やNPO法人などの団体に寄付することができます。

どのような方のご利用を想定していますか?

gooddo株式会社の石田さんにインタビュー02

想定される利用者層は様々ですが、大別すると以下のような方に遺贈寄付ガイドをご利用いただきたいと考えています。

  1. 終活を考えている方(ご本人)
    まず、自身の財産を有効に使いたいと考えている方が、遺贈寄付を検討するケースが多いです。自分の人生の集大成として、遺産を社会貢献に使いたいと考える人々が主な利用者となります。
  2. 家族や相続人がいない方、したくない人(ご本人)
    相続するご家族がいない、またはご家族と疎遠なため、遺産の行き先として寄付を選ぶ方もいらっしゃいます。
  3. 士業の方、金融機関、自治体の方(被相談者)
    士業や金融機関、自治体の方は終活をする方ご本人から遺贈寄付について相談を受けることもあります。しかし、そういった専門家の方でも1つ1つの寄付先に関する知識を持っているわけではないため、そういう方々にも遺贈寄付ガイドをご利用いただくことで相談を受ける際に役立てていただければと思っております。

なるほど!ご本人から相談を受ける士業の方が利用することを想定しているのは面白いですね。

そうですね。 士業の方などが相談者から相談を受けた際、相談者の方の目的に応じて適切な寄付先団体を簡単に調べられて、提案できるようなサイトに(遺贈寄付ガイドが)なれば、非常に便利ですし、遺贈寄付に関する社会的な理解を深められるきっかけになるのではないかと思っています。

遺贈寄付ガイドの寄付先として紹介されている団体は、どのような基準で選ばれているのでしょうか?

遺贈寄付を受け入れられる体制が整っていることが一つの基準です。 具体的には、ホームページ上に問い合わせフォームや相談窓口となる電話番号が明記されていることです。 また団体としての信頼性も大切な部分なのですが、これを客観的に判断するのは難しいため、

  • 遺贈寄付を普及させる協会に加盟している
  • 大手信託銀行との提携がある

などを選定基準としています。

遺贈寄付のこういう検索サイトって少ないですよね。それに、遺贈寄付ガイドでは1つ1つの団体について詳しく紹介されていてわかりやすい印象ですね。

ありがとうございます。 遺贈寄付をしたい方々にとって、「遺贈寄付ガイドを見れば、遺贈寄付に関して知りたいことが一通りわかる」ということを目指しているので、1つ1つの寄付団体を詳しく紹介しています。

また、新聞や雑誌などの遺贈寄付特集や、一括資料請求サイトでは、掲載費を払っている企業・団体しか掲載できないのが通例なのですが、掲載費を無料にしている点も遺贈寄付ガイドの大きな特徴です。

どうして掲載費を無料にしているんですか?

掲載費を有料にすると、広告費を支払える団体だけが掲載されることになり、情報が偏る可能性があるからです。遺贈寄付を検討している方々にとっては、寄付先の選択肢を幅広く知ることが重要なので、掲載費を無料にし、より多くの団体を紹介できるようにしています。

利用者視点で考えると、掲載費を払っているかどうかというよりも一通りの寄付先の選択肢を知りたいですもんね。

そうなんですよ。 それであれば、掲載費は無料にしておき、1つでも多くの寄付先団体を掲載したほうが良いですからね。

団体の検索機能も細分化されていますよね。

gooddo株式会社の石田さんにインタビュー04

そうですね。寄付者のニーズに合わせた検索機能を実装することを意識しています。

例えば、寄付者のニーズの一例として「子供の教育支援をしている団体(団体の種類)に、不動産(財産の形)を遺贈寄付したい」というものがあったとしても、なかなかすぐには希望にあった団体が見つからないのが現状です。

そもそも、どこの団体がそういった寄付を受け入れられるかが、団体に問い合わせてみないとわからないですからね。

遺贈寄付ガイドでは、検索機能を用いることで、そういったことが一発でわかるようにしています。

ありがとうございます。遺贈寄付ガイドのことがよくわかりました。これから規模が大きくなっていくサイトだと思いますので、ぜひまた追加でインタビューさせてください。

ありがとうございます。 ぜひよろしくお願いいたします!

インタビューを終えて

いかがでしたでしょうか?遺贈寄付という、これまであまり終活サポートでは取り扱っていなかった分野ではありますが、広く捉えれば終活の一つの選択肢としてとても有用であることがわかりました。

なお、遺贈寄付ガイドではこれから多くの寄付先団体が掲載されていく予定です。
ご興味がある方はぜひサイトを定期的にチェックしてみてください。

▼遺贈寄付ガイド
https://izokifu.gooddo.jp/

終活全般相談窓口メールでのご相談
終活全般相談窓口メールでのご相談

▲この記事をシェア

その他に関連する記事

←「終活コラム一覧」に戻る
会員登録・ログイン
終活相談窓口 いい葬儀お客様センター
電話で相談する メールで相談する LINEで相談する 会員ログイン