【葬儀の見積ってどうやるの?!】絶対真似したい、実際に親子で葬儀会館見学に行った人の話。 みんな、終活一年生

【葬儀の見積ってどうやるの?!】絶対真似したい、実際に親子で葬儀会館見学に行った人の話。

こんにちは。終活プロデューサーの池原充子です。

職業柄葬儀社の知り合いがたくさんいるのですが、皆さん共通して、「お気軽に、事前見積をしていただきたい」 とおっしゃいます。

なので、エンディングノート講座や終活セミナーに来ていただいた受講者さんに実際のところを聞いてみると、 葬儀の事前見積をしている人の割合は、皆無。(当社調べ) そりゃあ、そうでしょう。

私から見たら、バリバリの終活適齢期なのに、 本人たちは、まだまだ終活反抗期真っ只中な方も多数いますので、こればっかりは強制できるものではないと私も心得ております。はい。 だが、しかし! 敢えて言いたい。

葬儀見積したら、どうなるのか? 間違いなく、スッキリします。(これ、マジです)さらに、見積するだけじゃなくて、会場見学まで行ったら、もはや、 もののけが取れたような、爽快感。しかし、いくら私が力説しても、説得力足りないと思うので、実際に体験した方の実話をご紹介します。

50代女性Fさんは、私のように「よっしゃ、行くでー!」という力みもなく、「親御さんの今後のことを想像してみたら、当然そうなった」みたいな自然な流れで、葬儀会館へ、 親子で、仲良く、見学に、 行かれます。これ、ごく普通なように見えますが、自分の家族に当てはめてみてください。

あなたなら、できますか? まず言い出すことすら難しいかも。

  • 勇気をもって言い出したとしても、拒否されるかも。
  • 親御さんどちらかがよくても、どちらかが激しく反対するかも。

などなど、数々の壁があり、なかなか実現しないのが大半だと思います。それをFさんは、さらりとやってのけるだけでなく、疑問に思ったことを、ズバッと質問しちゃう。これがまた、できそうでできないことなんですよ。

知ったかぶりしちゃったり、 こんなこと聞いていいのかな?って遠慮したり、こんなこと言ったら、変な人と思われないかな?って世間体気にしたり、これまた、数々の壁があるので、会場を見たのは見たけど、ほんとはこれ聞きたかったのになぁ。って、モヤモヤしながら帰宅しちゃうことも少なくなかったりします。

ちなみにFさんが聞いたのは、

  • ご遺体の安置はどうするのか?葬儀会場?自宅?(これ、めっちゃ重要です)
  • 祭壇に置く写真
  • 額縁に飾る造花の色合い
  • 棺桶(お棺に寄せ書き?!)
  • 祭壇に飾る花の色
  • 棺に入れる故人の愛用品(釣り竿は?!釣り糸は?!材質は?!)
  • 枕元に入れる飲み物、食べ物?
  • 会葬中に掛ける音楽(ご本人が準備してるものとは?!)

などなど・・・。Fさんは、親御さんと葬儀担当者さんとの間を絶妙に取り持ち、親御さんの希望を聞き出し、実現できるかどうか葬儀担当者に確認していきます。その様子は、さながら、名ナビゲーター&インタビュアーのよう。

悲壮感も焦燥感も感じることなく、時々大笑いしながら、自然な流れで、親御さんの希望を引き出していかれる姿に、本当に素晴らしい親子関係なんだなとしみじみ感じました。そして、Fさんのナビゲーションが素晴らしいが故に出てきたお父様の本音。

それは、「もうこの年まで生きたら、葬式では悲しんで欲しくない。 みんなに笑って送って欲しい」こんなに大事な言葉、お父様から引き出せたのも凄いし、忘れずに書き留めておくFさんも素晴らしすぎる。そして、親子で葬儀の話をするということがどういうことなのか?をズバッと言い切っているのが、これ↓↓

「とかく口ばかり出してお金を出さない人が親戚の中に1人2人いる。実際父の親戚に心当たりのある人が存在する。その人がもし来た時のためにも、3人でこれだけ決められたことはとても良かった。」

マジで、これ!!どこの家にもこういう人、いるんですよ。状況知らないくせに色々口出してきて、手も金も出さないやつ!! でも、Fさんのように、親御さんの気持ちを書き留めたパンフレットがあれば、もう、何も言えなくなります。だって、そこにはちゃんとご本人の気持ちが書かれているんだから。

言うだけでなく、書き残すことの大切さ。誰かから何か言われたときに、いかんなく発揮される威力は、紙に書いてあるからこそ。もっと言えば、声や映像で残してもOK。本人の意思が間違いなくそこにある、ということが大切なんだと思います。

このFさんの素敵なエピソードに賛同した方は、重い腰を「よっこらしょ」と上げて、元気なうちにご家族で「言い出しにくい話」をお話ししておくことをすごく、すごくお勧めします。かくゆう私もまだ葬儀見積取り寄せて、いろいろ比較検討してる段階。厳選して、両親を見学に連れていきたいと思います!

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