【パスワード管理は、沼！！】スマホのパスワードは必ず紙に書いて！

先日、「実は、娘を亡くしたんです。３０歳だったんですけど、スマホのパスワードが分からなくて、もう大変だったんですよぉ～」とおっしゃる受講者さんとマンツーマンで開催した「もしもの時の連絡帳～エンディングノートを作ろう！講座」。

着席されるやいなや、まさかの爆弾発言！まさにその日、今から力説しようと思っていたポイントを、 受講者さんから先に切り出されました（汗。マジで、デジタル終活の重要性を実感。

葬儀に必要な娘さんの遺影も、実家には、結婚前のものしかなく、夫婦で撮った写真は、すべてスマホの中。どうしようか、と娘さんの夫さんと頭を抱えてたら、結婚後に遊覧船に乗った時、カメラマンに撮ってもらった記念写真があったかも？！と、二人総出で家探ししたところ、あった！二人の笑顔の写真！しかもプロが撮ってる抜群のやつ！何とか遺影を用意し、葬儀を執り行ったとのこと。いやぁ～。プリントアウト、大事ですね。

やっぱり、紙は、窮地を救う。銀行の通帳も見当たらないので、どこに口座があるかもわからず、情報は、すべてスマホの中に。パスワードは、夫さんもご存じない。

マメ知識：iPhoneの場合、スマホのパスワード開こうと思って、思いつくままむやみに数字を打ち込んだら、10回でアウト！初期設定に戻るため、すべてのデータが消えてしまいますので、要注意！！！

色々調べて、それらしき業者に聞いてみたら、開けるかどうかわからない。預かることはできますが、保証はありません。と言われ、「もう、いいか。そのままにしておこう。」という事になったそうです。思い出の写真など見たかったそうなんですが、「もう、ちょっと疲れたので、しばらくそのままにしておきます。」とおっしゃってました。

（そりゃそうですよね。根詰めて全部一気に解決しようとすると、疲れます。ちょっと休んでみて、その間にテクノロジーが進化したら、ラッキー！なことが起こるかも。）受講者さんも、スマホを使っているので、ジャーナリストの古田雄介さん提唱「スマホのスペアキー」をお渡しし、修正テープでスクラッチカードにする方法も伝授。「へ～。そんな方法があるんですね」と感心されたのを、さも自分の手柄のように、我が物顔で講座を進めるあくどい私。

実は、私も、つい先日、クレジットカードの明細見ようと思ったら、保存していたパスワードがはねられ、ログインできない事態が発生しました。「なんで？！ブラウザにパスワード記憶させてるのに、なんではねられるのっ？？」といら立ち、何度かチャレンジしたのですが、断念。もう一度パスワードを設定し、新しいパスワードを紙に書いて、と面倒なルーティンをこなし、ああ、これじゃダメだ。また同じことが起こるかもしれない。と、ふと思い立ち、ちゃんとパスワード書き直そう。綺麗に。わかりやすく。

と思って、パスワード書いてた紙を見つめること、数秒。やっぱ、無理。となり、腕組してちょっと考えました。仕事柄、やっぱりきっちりパスワード管理しておかないとなぁ～と思って、ブラウザのパスワード管理ページを眺めると、もう100近くある。ナニこれ？いつ登録した？覚えがないものも、多数。これ全部書き出すことは、無理。

エクセルに全部コピペする忍耐力も、ない。（すでにエクセルで作っていたパスワード管理ファイルは、4年前から更新されていない。）そして、私が下した決断は、主要項目5つのみ紙に書いて、後は、パスワード管理ソフトに任せるです。

選んだ主要項目は、

• dropbox（オンラインストレージ）
• yahooメール（主に使っているメールアドレス）
• Googlechrome（主に使っているブラウザ）
• LINE
• facebook

今使っているパソコンが飛んでも、この5つのパスワードが分かれば、すぐ作業再開できる。後は、すべてパスワード管理ソフトに任せる。正しいかどうかはわかりません。ただ、これが今の自分にとって一番ストレスがたまらない方法、と判断しました。

パスワード管理は、キリがないです。沼です。今、綺麗にまとめたとしても、新しいサービスを利用し始めると、またIDパスワードが増える。新しいものは使わない！と心に決めても、やっぱり魅力的なアプリやサービスが出てくると、自分の宣言を撤回せざるを得ません。なので、自分が一番やりやすい方法でパスワード管理するのが一番。沼に、はまらない。これが、一番大事なのではないかと思います。

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