【40代以上の64.4％が「終活とは部屋の片づけ・不要品処分」と回答。意外な終活意識調査の結果とは？

こんにちは。終活プロデューサーの池原充子です。

2023年7月に当サイト（終活サポート）で、オンラインで全国的な終活意識調査を行いました。なんと、40代の64.4％が、「部屋の片づけ、不要品処分」が終活であると考えているとは！

【第一回全国終活意識調査】（主催：終活サポート）

• 調査対象：40歳以上の男女
• 回答総数：500人
• 属性：男性　297名　女性　203名
• 調査方法：Webを使用したアンケート
• 調査日：2023年7月

40代以上の男女500人に「あなたが終活に含まれると考えるものは何ですか？」と伺ったところ、

【第一回全国終活意識調査】（主催：終活サポート）

• 第一位「部屋の片づけ・不要品処分」64.4％
• 第二位「資産管理・資産運用」46.4％
• 第三位「パソコン・スマホのIDパスワードの管理」41.4%

という結果に。2019年の終活意識調査のままアップデートされていなかった私は、どうせ「葬儀、相続、お墓がトップ3だろう」と思っていたのに、全く違う結果がでて、ビックリしました。

㈱エス・エム・エス2019年10月実施「親と生前話しておきたい事」調査

ちなみに、これを読まれている皆さまの答えはどうですか？ 終活と言えば、最初に何が浮かんできますか？ 「私はこれかな」「俺はあれだな」っていうご意見を教えていただけるとすごーく嬉しいです。

「終活とは？」という定義はあえて設定しませんので、ご自身が考える終活って、こんな感じかな？と自由に想像してみてください。 次に

「終活を始める時期について、一番ふさわしいと思うのはいつですか？」と伺ったところ、

【第一回全国終活意識調査】（主催：終活サポート）

• 第一位　60代　36%
• 第二位　50代　30.4%
• 第三位　70代　19.2%
• 第四位　40代　8.8%

40代～70代で94.4%という結果が出ました。これも、実際に調査する前は、もっと年齢層が高いだろうと思っていたので、 元気なうちにやっておいた方がいいよね という意識がこの数字に表れているように思います。

「終活って、縁起悪い」は、もう時代遅れなのかもしれませんね。終活を前向きにとらえている結果だと思うので、とてもいい傾向だと思います。 次に、

「終活についてわからないことがあったとき、誰に相談しますか？」と伺ったところ、

【第一回全国終活意識調査】（主催：終活サポート）

• 第一位　インターネットの質問コーナー　35.4%
• 第二位　無料で相談できる専門家　33.8%
• 第三位　友人　25.6%
• 第四位　兄弟姉妹、いとこなど親以外の家族　23.4%

という結果に。親に聞くは10.6%なので、かなりハードルが高いということがうかがえます。逆に、

• 他人の方が気軽に聞きやすい
• 終活に興味がある他人や専門家にはもっと聞きやすい

ということなのでしょうか。これが有料相談だと6.6%とぐっと割合が下がってしまいますし、市町村役場15.6％は、そういう窓口がない、知らない、分からないという困惑の表れではないかと思います。

市町村役場の関係者様、もし終活相談窓口を設置されているなら、もっと大々的に告知した方がいいですよ！ 次に、

「あなたがやってみたいと思う、または実際にやっている終活は何ですか？」と伺ってみたところ、

【第一回全国終活意識調査】（主催：終活サポート）

• 第一位　部屋の片づけ・不要品処分　58.2％
• 第二位　パソコン・スマホのIDパスワードの管理　33.6%
• 第三位　資産管理・資産運用　33%

という結果になりました。これは、最初に聞いた質問の結果である二位と三位が入れ替わっているだけで、やはり、 興味があるから、始めやすい ということなのではないかと思います。

これは終活に限らず、自分で興味を持つということが大切なんだな、と改めて気づかされる結果だと思います。 最後に、「あなたが、自分（または配偶者）の親にやって欲しいと思う終活は何ですか？」と伺ったところ、

【第一回全国終活意識調査】（主催：終活サポート）

• 第一位　部屋の片づけ・不要品処分　42.2%
• 第二位　遺言書を書く　28.4%
• 第三位　資産管理・資産運用　27.8%
• 第四位　エンディングノートを書く　19％

となりました。親の年代では、パソコンやスマホを使っていない方もいらっしゃいますので、IDパスワードよりも、遺言書やエンディングノートを書いて欲しいということなんでしょうね。

どの質問でも、ダントツ一位となった、「部屋の片づけ・不要品処分」は、とても身近なところから始められる終活なので、生前整理や片付けなどを教えてくれる講座に足を運ばれるのは、終活を始めるとてもいいきっかけになるのではないかと思います。