【おばあさんの膝枕で眠るように・・・】元消防士が見た理想の死に方とは?みんな、終活一年生
【おばあさんの膝枕で眠るように・・・】元消防士が見た理想の死に方とは?
人はいつか絶対死ぬという事が分かっていても、積極的に考えたくない、と思うのが人間。仕方ないですよね~。何をどう考えようが、怖いものは怖いんですから。でも、元消防士たつゆきさんのブログを読んで、「これぞ!理想の死に方だ!」と思ったので、一部ご紹介させていただきます。
元消防士という職業柄、「人の生き死に」に直面してこられたたつゆきさんが、「たった一回だけ、こんな死に方が理想だなぁ」と思われたのが、おばあさんの膝枕で眠るように死んだおじいさん。
最初にこれを読んだ時、えっ?!マジっ?!そんなこと、ほんまにあるの??まんが日本昔ばなしかっ!!と驚きました。全く苦しまず、本当に眠るようにあの世に行ってしまった。いやぁ~、これはまさに理想の死に方だなぁ~と私も思います。でも、私が一番驚いたのは、おばあさんの行動です。「おばあさんは、うろたえることなく、静かに話をされた」皆さん、これ、真似できます??
長い人生を共に過ごしてきたおじいさんが、自分の膝の上で亡くなってるんですよ?
- うろたえることなく
- 静かにお話
できますか?? たつゆきさんによると、このご夫婦は、二人暮らしで、「古く小さいおうちだけど、まるで断捨離の教科書のようにすっきりした和室」 で暮らしていたそうで、この状況から推測するに、実はおばあさんは、ちょっと驚いたけど、おじいさんが亡くなること=(人が死を迎えること)を自然の流れの一部だと思っていたのではないだろうか?と思うのです。
もともと質素な生活を営んでいたのかもしれないし、 たくさんモノにあふれていたけど、年とともに手放していったのかもしれない。「終活」とか「断捨離」とか、名前の付いた行動ではなく老いとともに、使わないモノやいらないモノを少しずつ減らしていく過程で、自然に「自分たちの人生も、いつか、終わりがやってくる」という気持ちを常に持っておられたのではないか?と思えてならないのです。
「うろたえることなく静かにお話された」というエピソードがそれを物語っているように思います。
終活のご相談で、よく「いつから終活を始めたらいいでしょうか?」というご質問をいただきます。その際私は、 「タイミングは人それぞれなので、焦らなくてもいいですよ。でも、こうしてお電話いただいたのも何かのご縁ですので、思い立ったが吉日、できることから少しずつやっていってはいかがですか?」 とお答えしています。
周りから外堀を埋められて仕方なく動くより、この老夫婦のように、自然に、自分の死を受け止めていくのが、一番無理なく終活できるのではないかと思います。 ひとりでは不安、と思う方は、終活のプロ、終活プロデューサーを頼ってくださいね。
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