葬儀の費用がいくらかかるのか、気になりますよね?葬儀に関わる費用と相場について気をつけるべきことを、ポイントごとに絞って解説を致します。
葬儀の費用と相場ってどれくらいなの?気になるポイントを6つに分けて細かく解説!
葬儀に関わる費用の内訳
突然親が余命宣告を受けてしまった。あるいはもう既に亡くなってしまった。そんな時に悲しい気持ちはもちろんのこと、頭に浮かぶのは葬儀には一体いくらの費用がかかるのだろうということではないでしょうか。
事前に問い合わせや相談をしているならまだしも、急なことで慌ててしまい、つい深く考えずに葬儀社を決めてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
いざという時に慌てないように、また、葬儀社選びで失敗しないようにまずは葬儀に関わる費用の内訳を知っておくことが大切です。
●祭壇及び儀式運営に関わる費用
●料理・返礼品
●火葬費用
●車両関係
このように項目が分かれているため、葬儀は一概にいくらかかります、と言うことが難しい場合が多々あります。
祭壇や料理・返礼品に関しては、葬儀社のプランごとに違いがありますし、火葬費用に関しては地方なのか東京都内なのか、公営なのか民営なのかによっても大きく変わってきます。
もう少し広い視点から、お葬式をするにあたって、そもそも選択する形式によって葬儀費用が違ってくるという点についてみていきましょう。
どんなお葬式にする?形式による葬儀費用の違い
さて、葬儀の費用に関しての大まかな内訳はお分かりいただけたことと思います。
ですが、実際にかかる費用については、葬儀の形式や参列者の規模によっても大きく変わってきます。また、葬儀社ごとに設定されているプランによっても金額は変わります。
なので、ここでは形式による葬儀費用の違いについて解説を致します。葬儀の形式というのも様々です。
『一般葬』で葬儀をするのか、『家族葬』で葬儀をするのか。『一日葬』という選択肢もあります。また、火葬場に直接集合し、火葬のみおこなう『直葬』というのもあります。
家庭によって様々な事情があるので、選ぶ葬儀の形式も変わってきます。後になって後悔をしないように、まずは家族間でよく話し合い、慎重に決めていきましょう。
葬儀の形式による特徴と費用の違いについて個別に見ていきます。
一般葬
言葉通り広く一般的にお知らせをして葬儀に参列してもらう形式の葬儀です。親族以外にも町会の方や会社関係、友人など多くの参列が予想されます。そのため、おもてなしに関わる費用である料理や返礼品の出費が高くなる傾向にあり、全体的な費用はかかることになります。平均費用と相場 150〜200万前後、規模によってはそれ以上。
家族葬
言葉通りに受け取ってしまうと家族のみの参列に限られると思われがちですが、少し意味合いが異なります。家族葬においては、親戚はもちろんのこと、親しい関係にある友人やお世話になっている人も参列をすることがあります。つまり、一般葬とは違って広く一般的にお知らせをしない葬儀の形式であると言えます。参列者が少なくなるので料理や返礼品の出費は減りますが、その分のいただける『お香典』は減ってしまいます。差し引きしたトータルの金額で考えた場合、一般葬でやられた場合と変わらないケースもありえます。平均費用と相場 100〜150万前後。
一日葬
本来、お葬式は2日間に渡って執り行われるものですが、すべての工程を一日のうちに済ませてしまう、お通夜のない葬儀の形式のことを一日葬といいます。参列者の規模の縮小や、時間的な負担、費用の負担などの事情もあり、近年になって増えてきた葬儀の形式です。通夜料理の負担がなくなる分の費用は抑えられますが、一方で葬儀場の費用や祭壇、火葬費用など変わらない費用はあります。平均費用と相場 50〜100万前後。
直葬
言葉通り、直接火葬場に集合し、火葬のみの葬儀を執り行うのが『直葬』というものです。葬儀社の式場を使わず、基本的に会食の席を設けることもないため、参列者は本当に近しい方に限定されます。費用は抑えられるものの、お別れの時間が火葬前の短い時間に限られてしまうため、家族間でしっかりと相談をされたほうがいいでしょう。平均費用と相場 20〜30万前後。
どこでお葬式をする?葬儀場の決め方
さて、葬儀をする場合に大きく関わってくるのが、どこでお葬式をするのかということです。葬儀場の決め方を費用の側面も交えながら解説致します。
お葬式をすることができる場所には大きく3つに分けることができます。それぞれ特徴を見ていきましょう。
- 葬儀社の自社会館
葬儀社が独自で運営している会館。住んでいる場所や規模に応じて様々な式場がある。規模の小さい葬儀社の場合は所有していないケースが多い。式場や会食の場所などの使い勝手がよく、また、複数の会館を運営している葬儀社の場合、日程の調整がつきやすいというメリットがある。
- 火葬場に併設されている葬儀式場
民営、公営問わず、火葬場に式場が併設されていることがほとんど。移動の負担がないのが大きなメリットだが、一方で早めに予約が埋まってることが多く、3~4日ほど(時期によっては1週間近く)、葬儀の日程が延びる傾向にある。
<例>
安置料目安:日額1~2万円前後(ドライアイス安置の場合、1万円以内の場合も)
※仮に4日間日延べした場合、葬儀代に4~8万円加算される - 葬儀用に貸し出される会館
式場の規模や造りなどは会館によって様々。昔からある地域の公民館のようなものもあれば、葬儀の専門式場として作られているものもある。
<例>
寺院会館など:20~30万円程度
公営のホール:5~10万円程度
通常、お葬式をする場合には上記のいずれかの場所で執り行うことになります。
この中でも、1番費用の掛からない場所は、葬儀社の自社会館になります。 なぜなら他の2つに関しては、式場を使うにあたっての使用料が高めに設定されてしまっているからです。また、会館によっては駐車場のスペースの確保などが難しく、参列者に負担になるようなところもあります。 それぞれの葬儀場の特徴をふまえた上で決めたほうがよいでしょう。
これで失敗しない!葬儀社の選び方
葬儀社に依頼をする機会というのは、本当にいざという時になってからです。
そのため、選ぶ基準もわからず、とりあえず病院から紹介された葬儀社に依頼をして、失敗してしまったケースもあります。葬儀社選びで失敗をしないためにも、選ぶ際のポイントを解説します。
また、実際に葬儀社を決めたあとのプランの決め方についても見ていきましょう。
基本的に葬儀の依頼をする場合は、なるべく自宅近くの葬儀社へと依頼をされたほうがよいでしょう。地元で長年親しまれていて、その地域の葬儀を数多く担当している葬儀社があれば、なおよいです。
なぜなら、小さいことでも相談がしやすく、いざという時に病院へと迎えにきてくれる際にもスピーディーな対応をしてくれることが多いからです。
一方で、インターネットで検索をすると、安い価格で出来る旨の記述がされたホームページが多数出てきます。ですが、そのほどんどが葬儀のいわゆる紹介サイトになります。利用する際は注意する必要があります。
なぜなら葬儀紹介サイトによっては、その記述がある会社自体が葬儀の施行を担当するわけではなく、実際にはサイトに登録をしている葬儀社に仕事が割り振られ、そちらに対応を依頼されてしまうからです。
また、対応する葬儀社によって違いが出てきてしまうため、プランの価格の安さを決め手にして依頼をしたのに、様々なオプションをつけられて結局思ったより追加の費用がかかってしまったというケースもあります。
さて、こういったことを、いざという有事の際に全てを決めなくてはいけないのはとても大変です。ましてや、気持ちの整理がつかない心境においては冷静な判断もできなくなってしまうこともあり得ます。
そのため、出来ることなら生前のうちにいくつかの葬儀社を検討し、葬儀の事前相談をしておくのがよいでしょう。
いざという時の流れや連絡先、葬儀式場の場所など、わかっていれば少しは安心できますよね?
また最近では、葬儀社に事前に葬儀を依頼することをお願いしておくという生前予約という方法もあります。
見積もりの金額まで全て出してもらい、それ以外で追加の費用がかかる項目についてキチンと説明をされている状態であれば、金銭面での失敗をする可能性はなくなることでしょう。
家族葬のメリットとデメリット
家族葬で葬儀をされる場合においては、メリットとデメリットがあります。この点に気をつけておかないと、親族間での言い争いや、トラブルの元となる可能性も。
葬儀が終わった後に大変な思いをするケースもありますので、それぞれに分けて解説をしていきます。
メリット
家族や親族を中心とした人数となるため、一般葬と違って参列者の人数の予測がつきやすい。また、限られた人数でのお式となるので、返礼品や料理を用意する負担が軽くなり、その分の費用を抑えることができる。会葬者がたくさん来られる場合、お世話になった方の挨拶回りや対応をしなくてはいけない場合もあるため、故人との最後の時間をゆっくりと過ごすことができる。
デメリット
葬儀を終えた後になってから亡くなった旨を聞きつけて、直接自宅へと来られてしまうケースがある。個別で来られてしまうと、その対応のために家を空けることが出来ずに対応に困ってしまう。参列者が少ない場合いただける『お香典』は減ってしまう。差し引きしたトータルの金額で考えると、一般葬で葬儀をした場合と変わらないケースもありえる。
このように、家族葬という形式を選択するうえでも、メリットとデメリットがあります。希望としては家族葬をしたい場合でも、後々のことを考えると一般葬での葬儀をされたほうがいい場合もあります。
- 関連記事
- 家族葬のメリットとデメリット
費用の側面だけで考えるのではなく、そういった部分も含めて家族間でよく相談をされたほうがよいでしょう。
実は見落としがち!?葬儀以外にかかる費用
最後に、葬儀以外にかかる費用について解説を致します。
葬儀に関わる費用で言うと、祭壇や供花、返礼品、料理などがありますよね。また、火葬費用や霊柩車・マイクロバスなどの車両関係の費用がかかってきます。
斎場の火葬料の相場
各地地方の火葬料相場
北海道 無料~1万4千円
東北地方 無料~1万円
関東地方 無料~1万2千円
東京都 4万~6万1千円
中部地方 無料~1万円
近畿地方 3千円~2万円
中国・四国地方 8千円~1万2千円
九州・沖縄地方 3千円~2万5千円
※無料の表記は市民内料金に限る
車両関係にかかる費用
- 霊柩車 3万円~5万円
- 寝台車 1万5千円~2万円
- マイクロバス(24人乗り) 3万円~4万5千円
これ以外にかかる費用として主要なものは、『宗教者へのお礼』です。
仏教式の葬儀で、お寺のお坊さんにお経をあげにきてもらう場合は、お布施を渡すようになっています。また、他の宗教においても、何かしらの形でお礼としてまとまった金額をお渡しすることがほとんどでしょう。
菩提寺としてのお付き合いがあれば当然そのお寺へとお布施を渡します。そうでない場合は、葬儀社より紹介をされた寺院に出仕いただき、お布施を渡すようになります。
金額としては、紹介してくれる場合は20万〜30万ほどが多いですが、インターネットで検索をすると、さらに低い金額で出仕してくれる場合もあります。
また、菩提寺の場合はお寺によってお布施の金額は様々です。
菩提寺によっては「お布施はお気持ちで」と言われることもあります。その際は、なかなか聞きづらいところでもありますが、具体的な金額まで聞いてしまっても失礼にはあたりません。
そうは言っても、長年に渡って先祖代々のお墓を管理してくれているのが菩提寺というものなので、今後のためにもくれぐれも丁重にお話をしたほうがよいでしょう。もちろん想定しているよりその金額が高い場合もあります。
言われた金額でのお渡しが厳しい場合においては、正直にその事情をお寺に相談してみましょう。お寺にとっても大事な檀家であるため、余程のことがない限り相談にはのってくれることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?葬儀の費用の相場について解説を致しました。費用を抑えるうえでの様々なプロセスについても解説を致しましたので、是非とも参考にして頂ければ幸いです。
【監修】池原充子(終活専門相談員)
これまでの略歴
身元保証 課程修了
エンディングノート講師 課程修了
遺言作成講師 課程修了
認知症サポーター 課程修了
兵庫県尼崎市出身
京都外国語大学中国語学科卒
これまでの略歴
身元保証 課程修了
エンディングノート講師 課程修了
遺言作成講師 課程修了
認知症サポーター 課程修了
兵庫県尼崎市出身
京都外国語大学中国語学科卒
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