僧侶派遣サービスを利用する際の注意点から気になる料金体系まで詳しく解説

仏式のお葬式をするのに、お寺との付き合いがないから困ってしまった…。でも、そんな時は僧侶派遣サービスの利用を考えてみてはいかがでしょうか?

僧侶派遣サービスとは?

僧侶派遣サービスを利用する際の注意点から気になる料金体系まで詳しく解説01

近年は葬儀の形式が多様化してきており、家族葬や一日葬、火葬式などといった形式の葬儀が執り行われるようにもなってきました。現在は規模も縮小し、参列者の数も減少傾向にあると言えるでしょう。

また、それに伴い代々の家とお寺との付き合いである檀家制度の力も弱まってきました。そのため、葬儀などの弔事の際にお坊さんに来てもらうという機会がなくなってしまった家庭が増えてきています。

しかし、

「いざという時はお坊さんにお経をあげてもらいたい…。」
「葬儀をお願いできるようなお坊さんの付き合いがない…。」
「実家に菩提寺はあるけれど、別の兄弟がお墓を管理しておりそちらに依頼することができない…。」

そのような悩みを持つ方もいらっしゃるかと思います。そういった際に利用することができるのが僧侶派遣サービスというものです。

僧侶派遣サービスとは、主にインターネット上でお坊さんを手配し、葬儀などの法事ごとにお坊さんの派遣を依頼できるようなサービスになっています。 あらかじめ決められているお布施の金額を渡すことで、全国各地の色々な場所にお坊さんを派遣してもらうことが出来るので、その利用者は年々増加している傾向にあります。

数年前には某有名ECサイトがこのサービスを開始したことで話題となったので、耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。最近ではインターネットの普及に伴い、様々な会社が僧侶派遣サービスを事業として取り扱うようになってきています。

とはいえ、お坊さんをインターネットで…ということで複雑な気持ちになる方もいらっしゃるかと思います。しかし、いくつかの注意点をおさえておけば安心して利用することができるとても便利なサービスでもありますので、その詳しい内容も含めて解説をしていきます。

どんなお坊さんが来る?気をつけるべき3つの注意点とは

インターネットでお坊さんを依頼することに抵抗感があるかもしれません。依頼したあとで、高額なお布施を請求されてしまったり、悪質な業者に騙されてしまうことに不安を持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。サービスの創成期にはそういった事案もあったようです。

しかし、僧侶派遣サービスのニーズは高く、またその利用者も多いため、自然と悪質な業者は姿を消していき、現在はトラブルに発展するようなケースはほとんどないと言ってもよいでしょう。

今やどのようなサイトであっても基本的にお布施の金額を明示しており、きちんと僧侶の資格を持ち、事前に僧籍があることの確認をしています。

ただし最低限、以下の注意点にだけ気をつけましょう。

  1. 自分たちのお墓がお寺にはない(檀家ではない)
  2. 明確な費用が提示されていること
  3. 新たに檀家になる必要がないこと

特に、1つめのお墓がお寺にないことが一番重要です。檀家としての付き合いがあれば、戒名なども基本的にそのお寺の住職がつけます。法事に関しても同様に、そのお寺が主体となって執り行われます。 こういった事情を考えずに、また、付き合いのお寺があった場合に断りもなく別のお寺に依頼をしてしまうと、納骨ができないなど、後々の大きなトラブルを招いてしまう可能性があります。

そのため、依頼を考える前に、まずは自分の家に付き合いのあるお寺がないかどうかの確認をしておくことが必要です。 それでは次に、実際に僧侶派遣サービスでお坊さんを依頼する際の流れについてみていきましょう。

葬儀にお坊さんを依頼する流れ

インターネット上のサイトで依頼する場合は、基本的に電話か、専用の問い合わせフォームにて依頼をします。その流れは、以下のようなものになります。

  1. お葬式の日時と場所・宗派・戒名の有無などを伝える
  2. 担当するお坊さんから確認の電話がある
  3. 当日、所定の場所にて読経をしてもらう

なお、宗派については、基本的にどの宗派でも対応ができるようになっています。お寺の付き合いはないけれども、代々この宗派で葬儀をしてきているというものが分かるようであれば事前に確認をしてみるとよいでしょう。 お坊さんからの確認の電話に関しては、故人の生前の人柄や好みのものなどを聞かれます。

その内容をもとに、住職から戒名を授かるというわけですね。

葬儀の場合、所定の場所というのは近年では葬儀社の会館や公営の斎場などになるでしょう。もちろん、自宅というのも可能です。その際の移動手段や御車代などについては、追加料金の説明がない限りはお布施に含まれていますので、別途用意するようなことはありません。

このように、僧侶派遣サービスでは必要な情報だけ伝えればとても簡単に依頼をすることができます。またさらに、お布施の支払い方法についても選ぶことができます。

お布施の支払い方法と相場

僧侶派遣サービスでは概ね、現金・振り込み・クレジットカードなどの方法から選ぶことができるようになっています。

まず、振り込みやクレジットカードの支払いを選ぶようであれば、直接渡す必要はありません。所定の口座へと振り込みをしたり、カード情報の登録をするだけで支払いが完了します。

ただし、現金でのお渡しを希望した場合は、当日、お坊さんが来た際に渡すようになりますので準備が必要になります。

その際のお布施を渡すタイミングとしては、通夜や告別式などが開式する前がよいでしょう。通常の斎場であれば、僧侶控室がありますので、その部屋の中でお坊さんに挨拶をしたあとで渡しましょう。また不安な方は、どのタイミングが適切か葬儀社の職員に訊いてみるのもよいでしょう。

気になるお布施の金額の相場は以下のようになっていますので合わせて参考にしてみてください。

お布施の金額相場
火葬式:5万5千円〜6万円前後
一日葬:7万5千円〜8万円前後
家族葬・一般葬:16万円〜18万円前後

ただしサイトによっては、戒名を含む、もしくは戒名は別料金になるといった料金体系になっていることがありますので、注意が必要です。

同様に、特定の宗派の場合は別料金になるといったケースもありますので、あわせて事前の確認をされたほうがよいでしょう。 菩提寺としての付き合いがあり、そちらにお布施を渡さなくてはいけない場合は、上記の料金の何倍にもなるケースがあります。

もちろんお寺によって、あるいはお寺との付き合いの深さの度合いにもよるところがありますので一概には言えませんが、比較すると費用の負担は大きく変わってくるのがおわかりになると思います。

さて、こういった形式でお坊さんの手配をした場合、菩提寺のようにその後も檀家としての付き合いをしなくてはならなくなるのでしょうか?

葬儀後のお付き合いは必要?法要のみ依頼したい場合は?

結論からいうと、葬儀を終えた後に檀家となって、その後の法事の依頼や墓石の購入をするようなお付き合いは必要ありません。

戒名をつけてもらったとしても、基本的には葬儀のみ依頼をするような一回きりのお付き合いになります。もちろん依頼をしたお寺のお坊さんが気に入って、ぜひともまた依頼をしたいという要望があれば、対応してくれるところもあります。

また、葬儀を終えた後でも、四十九日法要や1周忌、3回忌などの法事をすることになりますが、その際にも同様に、お坊さんの手配を依頼することができます。そういった法要のみの場合は、概ね3万5千円〜5万円ほどのお布施が相場となっています。

もちろん葬儀とその後の法要を、必ずしも同じお坊さんに来てもらわなければならないということはありません。むしろ時期によってはその手配の都合上、まったく同じお寺、同じお坊さんというのが困難なこともありえます。その際は最低限、宗派が同じお寺であれば問題はありませんので、必要に応じて依頼を検討してみてください。

仏式以外の宗教者の手配は可能?

残念ながら、仏式以外のキリスト教や神道などの宗教者の手配に関しては、ほとんどのサイトで対応はされてない、もしくは一部の地域に限定されているというのが現状です。少なくとも、お坊さんの派遣に特化したようなサイトでは、手配をすることができません。

そういったケースの場合は、葬儀社へと相談をするか、教会や神社へと直接問い合わせをするなどの対応が必要となってきます。その場合でも、いざ亡くなったあとですぐに手配がつくかどうかという点においては厳しいかもしれません。

キリスト教に関しては、教会にて生前のうちに洗礼を受けていることが前提となるところがほとんどです。また、弔事ごとを避ける神社に関しては、葬儀などの依頼となると受け入れてくれるところは限られてくるでしょう。

さらに仏式においても、信者数の限られた寺院や、〇〇宗〇〇派といった細かい指定をして依頼することは難しいでしょう。僧侶派遣サービスを展開するサイトでは基本的に宗派の指定までであり、どうしてもという場合は、他の宗教と同様に葬儀社へと相談するか、寺院へと直接問い合わせが必要になります。

まとめ

僧侶派遣サービスでは、明瞭な料金体系のもとで、きちんと資格を持つお坊さんを安心に手配してもらうことができます。

また、葬儀だけではなく、各法要の際にも利用することができ、依頼後に継続的な付き合いが必要になることもありません。こういったサービスに抵抗感を持たれていた方もいらっしゃるかもしれませんが、この機会にぜひ一度、利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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