生前整理の進め方5つを徹底解説【メリットや業者に依頼する料金 】

生前整理の進め方は、手順に沿って計画的に取り組むことがポイントです。計画的に進めないと、何から手を付けていいのかわからず、中途半端に終わってしまうことも。終活の中でも重要な生前整理は、計画に余裕を持って、早いうちからコツコツ取り組んでいきましょう。また、生前整理は身体的にも精神的にも体力のいる作業です。一人で取り組むのが難しい場合は、家族に手伝ってもらったり、業者に依頼したりするのもおすすめ。

残りの人生を少ない荷物で軽やかに謳歌するために、生前整理は効率的にしていきましょう。今回は、生前整理の進め方5つを徹底解説します。生前整理をした方がいい理由(メリット)や業者に依頼する料金もまとめたので、ご参考にしてみてください。

生前整理をした方がいい理由

生前整理の進め方5つを徹底解説【メリットや業者に依頼する料金 】01

生前整理をすると、自分と家族にメリットがあります。生前整理とは、自分の生きているうちに、財産を含むあらゆる所有物を整理して、不要なものを手放すことです。

いつの間にか抱えていたたくさんの所有物の中には、良い気を放つものもあれば悪い気を持っているものもあります。生前整理で古いものや不要なものを手放すと、物理的にすっきりするだけでなく、悪い気が放たれて気持ちが清々しく前向きになるものです。

終活をしている場合は、思考がクリアになり、その後の活動がスムーズになるメリットもあります。また、生前整理の大きな目的には、「財産の整理」もあります。

財産は自分の死後、相続人となる家族や親族に行き渡ります。財産とは現金だけでなく、不動産や株式、所有物なども含まれるため、とても複雑です。

生前整理として財産を整理していないと、残された家族や親族たちは何がどれくらい、どこにあるのかわからず、困ってしまいます。財産相続は、遺族が揉めてトラブルになる主な原因の一つです。

大切な家族や親族の負担を軽減して、争うことなくスムーズに相続してもらうためにも、生前整理は大きな意味を成します。

生前整理の進め方5つ

生前整理は思い付きで始めるのではなく、段階的に取り組んでいくことをおすすめします。順番を間違えると効率が悪くなったり、思わぬ失敗をしてしまったりする可能性があるので、要注意です。

生前整理の進め方5つを順番にご紹介します。

1.家の整理

まずは、家の整理と断捨離をして、身の回りのものを整理することから始めましょう。家を整理するときのポイントは、毎回1箇所ずつ取り組むことです。

一度に家の中すべての整理をしようとするのではなく、「今日はキッチン」「来週はリビング」など、部屋ごとに取り組むとやるべきことが明確になり、進みやすくなります。

不要品は積極的に処分して、迷ったものは一度保留にしておけばOK。

半年後や1年後に保留品をもう一度必要か考えてみれば、その頃には手放せることもあります。とにかくテキパキと仕分けをする感覚で、必要なもの、不要品、迷っているもの(保留)を捌いていきましょう。

断捨離が苦手な人は、不要品や迷っているものを捨てずに、売ったり譲ったりするのがおすすめ。捨てるのはもったいないけど、お金になったり人に喜んでもらえたりするのであれば…と手放せるケースは多いからです。

家を整理するときは、デジタル上の所有物の整理も忘れないようにしましょう。

デジタル上の所有物とは、スマホやパソコンの中の画像や動画、メールの履歴、アプリなどのことです。インターネット上のSNS情報や、アプリでのやり取りなども含まれます。

これらのデジタル上の所有物は、自分の死後も「デジタル遺品」として残り続けるのが特徴です。デジタル遺品が残っていると、家族に見られたくないものを閲覧されてしまう可能性があります。自分が管理できるうちに、スマホやパソコン、インターネット上の情報も整理しておくと安心です。

2.財産の整理

財産は、意外に自分でも把握できていないものです。現金は通帳を見ればすぐに総額がわかりますが、不動産や株式などは価値が変動するものであり、どれくらいの財産となるのか判断が難しい特徴があります。

自分の財産はまず項目を整理し、不動産や株式などは現時点での価値を見積もってもらい、把握しておくようにしましょう。

ただし、自分が財産を把握するだけではあまり意味がありません。生前整理は、自分だけでなく家族の負担を軽減するのも目的です。財産を整理して把握できたら、家族のために財産目録を作成しましょう。

財産目録とは、相続する財産の内容を一覧でわかるようにまとめたものです。財産目録があれば、相続人となる家族や親族は相続の手続きがしやすく、揉めにくくなります。

財産目録は、自分で手書きやパソコンで作成しても、税理士や行政書士などに依頼しても、どちらでも構いません。書き方に不安のある人は、税理士や行政書士などの専門家に依頼するのがおすすめです。

財産目録を作成するときは、借金や未払金など負の財産も必ず記入しておきましょう。借金や未払金は遺族が背負うことになる可能性があるため、隠さず記入しておくことでトラブルを防げます。

3.貴重品を一つにまとめる

家や財産の整理が完了したら、通帳や宝飾品などの貴重品を一つにまとめておきましょう。自分の死後、遺族である家族や親族が見つけやすいようにするためです。

貴重品を一つにまとめてある場所は、あらかじめ家族に伝えておくか、エンディングノートなどに書いておきます。

貴重品として、保険や年金などの契約書類も一緒にまとめておくと安心です。

4.遺言書の作成

遺言書は、遺産相続について書き残しておくものです。よくある誤解として、遺言書に書いたことは何でもすべて効力を持つと思われがちですが、決してそうではありません。家族への思いや伝言などを書くこと自体は問題ありませんが、効力を持つのは遺産相続に関することのみです。

例えば、遺言書に「葬儀はしなくていい」「遺骨は散骨してほしい」など、遺産相続以外のことを書いても、法的効力は持たないため、尊重されるかどうかは遺族次第ということになります。

しかし、遺言書は遺産相続に関わる重要な書類です。遺産相続に関することであれば、相続分の割合を指定したり、特定の相続人を廃除したりすることもできます。

遺言書を書いておかないと、自分の財産を要望通りに相続できなくなってしまう可能性があり、家族や親族の不満を招く事態にもなりかねません。

生前整理で財産の整理と把握が完了したら、相続人となる家族や親族のために、遺言書を必ず作成しておくようにしましょう。

遺言書は自作でも、専門家にサポートを受けて書いても、どちらでも問題ありません。ただし、正式な書き方ができていないと無効になってしまう恐れもあるため、不安な人は専門家のサポートを受けながらの作成がおすすめです。

5.エンディングノートの作成

エンディングノートを作成すると、自分の気持ちを整理して、将来や老後の不安を軽減できます。遺言書と違って法的効力は持ちませんが、自分の医療・介護や葬儀などに関する、あらゆる要望を書くことが可能です。

要望がすべて実現するかは別として、家族に自分の意思を伝えられるのがメリット。終活の一環として、老後のライフプランや要望など、目には見えないものを整理できます。

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生前整理は業者に依頼もできる

生前整理の進め方5つを徹底解説【メリットや業者に依頼する料金 】03

生前整理は、意外に労力の大きな作業です。家の整理は体力的に、財産の整理は精神的に負担がかかります。また、遺言書やエンディングノートの作成は、一人では難しいと感じる人も少なくありません。そんなときにおすすめなのは、生前整理を業者に依頼することです。

生前整理を依頼できる業者は、全国に多数あります。依頼できる内容や範囲はさまざまですが、主に以下のようなサービスを受けられます。

  • 家の整理(掃除、不用品の処分、買取など)
  • デジタル所有物の整理(データの削除ややり方をサポートなど)
  • 財産の整理(財産整理のサポートや財産目録の作成など)
  • 遺言書やエンディングノートの作成サポート

すべてを任せるのではなく、自分にできないことやサポートを受けたいことだけを、依頼することもできます。

生前整理を業者に依頼する場合の、それぞれの平均料金はこちらです。

依頼すること 平均料金
家の整理 30,000〜600,000万円
(家の広さによって変動)
デジタル所有物の整理 8,000〜20,000円
財産の整理 50,000〜100,000円
遺言書作成のサポート 70,000〜300,000円
エンディングノート作成のサポート 0〜30,000円

家の整理の依頼は、広さによって料金が変動します。 広い家であっても一部の部屋の整理だけを依頼する場合は、料金が安くなります。

デジタル所有物の整理は、「パソコン初期化」「パスワード再発行」など、依頼する項目ごとに料金が設定されているケースが多いようです。 財産の整理は、金融機関や自治体の窓口などに同行しなければいけないこともあり、料金が高くなりがちです。

財産目録作成だけの依頼もできます。 遺言書作成のサポートは、どの専門家に依頼するかで料金が大きく変わります。

例えば、行政書士や司法書士であれば比較的安価で依頼できますが、弁護士の場合は法的な信頼度が高く、相続争いや遺族間の揉めごとにも対応してもらえるため、高額になります。

エンディングノート作成のサポートは、自治体や民間企業などが無料で相談に乗ってくれることもあります。 より専門的なサポートを受けたい場合は、参加費を支払ってセミナーに参加したり、指導を受けたりすることも可能です。

生前整理をすべて一人でするのは難しく、高齢の場合は大きな負担を伴うので、任せられる部分は業者に依頼することをおすすめします。

生前整理の進め方のポイントは計画的に行うこと(まとめ)

生前整理を始めるときは、まずは家の整理から始めましょう。大掃除するつもりで断捨離すると、それだけで気持ちがすっきりとして、終活のモチベーションもアップします。家の整理が終わったら財産を整理して、財産の把握と財産目録を作成します。

遺産となる財産の整理は、生前整理の中でも重要な作業です。残された家族や親族が揉めることのないように、遺言書の作成にも取り組みましょう。

遺言書は自作できますが、無効になることも多いため、専門家のサポートを受けられると安心です。最後はエンディングノートを作成し、自分の葬儀やお墓などに関する要望を家族に伝えるつもりで書いていきます。

このように、生前整理で取り組む作業はたくさんあります。

生前整理は業者にも依頼できるので、一人で行き詰まったら悩まず頼ることも、生前整理をやり遂げるためにおすすめです。

参考:遺品整理のミカタ|遺品整理・特殊清掃・生前整理

今日のポイント

  1. 生前整理は身体的にも精神的にも体力のいる作業
  2. 生前整理をした方がいい理由は、自分と家族の負担を軽減できるから
  3. 生前整理の進め方5つは「家の整理」→「財産の整理」→「貴重品を一つにまとめる」→「遺言書の作成」→「エンディングノートの作成」
  4. 生前整理はピンポイントで業者にも依頼できる

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【監修】池原充子(終活専門相談員)

池原充子

これまでの略歴

身元保証 課程修了
エンディングノート講師 課程修了
遺言作成講師 課程修了
認知症サポーター 課程修了

兵庫県尼崎市出身
京都外国語大学中国語学科卒

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